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引き出し多し

06-29,2016

以前ここでも大絶賛したスペイン人ギタリスト、アルベルト・ヴィラちゃんの新譜。
おそらくこれが4枚目のリーダーアルバム。
わし的大傑作の前作はトリオでのスタンダード集だったが(この記事参照)
今作はファースト、セカンドと同様のオリジナルナンバーでのコンテンポラリー作品。
メンツも内容も素晴らしい事になっとります!

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Albert Vila / The Unquiet Sky (2014年録音)

Albert Vila (g)
Aaron Parks (p)
Doug Weiss (b)
Jeff Ballard (ds)

収録曲は14曲。
えっらい多いと思うでしょうが1〜2分台の小品が5曲程あるんでそうなってるのです。
収録時間的には普通。
尚ファーストからのセルフカヴァーが2曲あります。

で、内容じゃが、
そのファーストから比べると大幅にレベルアップしてる事が瞬時に分かります。
特に技術面のそれは大きく前作辺りから格段に上がってきてる。
かなりのテクニシャン、素晴らしいです。
そして作曲面。
これはやはり今時のギタリストらしく
カート(ローゼンウィンケル)からの影響が大きいんだろうと感じる。
その辺り好きな人!カッコええ曲多しですよ!

ギタープレイの方をもう少し具体的に書きます。
前作のスタンダード集では師匠でもあるジェシ・ヴァン・ルーラーの大きな影響が伺えた。
ジャズギターブック的に言うところのネオビバップと云うスタイルで攻めて来た。
これがまぁーぶちカッコ良かったんじゃが今回はやっぱりカート寄り。
ギターも同じ(ディアンジェリコ)だし軽く歪ませた音もクリソツ。
しかしこれまたクソが3つ付く程カッコええので素直に納得なのだ。
更にマイク・モレノ的フレーズまでも随所で聴ける。
3.4曲目辺りは曲調もなんとなくモレノちゃん風でもある。
この辺の研究も怠らないのだろう。
と、こんな風に書いてるとオリジナリティの無い真似ばかりしてる奴の様に感じるでしょうが、
実際はそんな事が言いたい訳では無く、
とにかく引き出しの多いセンスのあるギタリストだと云う事が言いたいのだ。
誰々風と書くのはあくまでも解りやすくする為の例えですので悪しからず。
わしゃこの男、大!大!大好きなのだ!

え〜っと…そんな感じ。

しかし新譜、旧譜とそこそこ溜まってるんですが中々レビュー出来てません。
頑張らねば。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これです。コンテンポラリー系好きなら超オススメですので是非。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。

信じて下さい!

10-08,2014

この間のセッションでスペイン人ピアニストと共演して思い出した。
だから今日はこのアルバムを紹介。
スペインはバルセロナ出身のギタリスト、
アルベルト ヴィラちゃんのトリオ作です。

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Albert Vila / standards (2011年録音)

メンバーは
Albert Vila (g) Reinier Elizarde (b) Jorge Rossy (ds)
の3人。

で、肝心の内容ですが、
これがまぁ素晴らしいのです!
ここ数年と云うか、
もっと云えばここ10年で発売されたギタートリオ(g、b、ds)作の中では
トップレベルのアルバムじゃないでしょうか。
と云いつつ、そんな発売されたの全て聴ける訳ないんだけど、
とりあえず、 わしが聴いた中では間違いなくそうなんです。
確実にベスト10に入るんです!
信じて下さい!
この目を見て下さい!
とにかく、地味な風体の男ですが、ほんに魅力的なギター弾くんですよ。
この男は!
と云う訳でどうにか信じてもらう為、張り切って全曲紹介します。

はい1曲目。
スタンダードで "east of the sun"
アップテンポの4ビートで。
さぁ出ました!
もうイントロ、テーマ部からして
師匠ジェシ・ヴァン・ルーラーの影響が伺える新世代的アレンジ!
カール・ゴッチのジャーマンスープレックスばりに仰け反る程カッコええ!
そして、コンテンポラリーなフレージングを核としながらも、
大らかに、大きく歌うソロ!
ジャズギターブック風に云えば、これぞまさにビヨンド・ザ・バップ!
パーペキ!(東大一直線より)

さぁ古いギャグはほっといて次!
ビル・エバンスのジャズワルツ "very Early"
コンテンポラリーなテーマアレンジ。
こんな難曲でも自由自在に伸び伸びと歌い上げるテクニック。
繊細なホルへちゃんのドラミング。
疾走する三位一体のインタープレイ。
もう何から何まで、めっちゃカッコいい!

3曲目はマル・ウォルドロンの名バラード "soul eyes"
パーフェクト。
ほんに痺れる。
パーペキな歌心に痺れちゃう。
そして、ここでもホルへちゃんのブラッシュワークが冴え渡る。
こっちもパーペキ!

はい4曲目 "it's alright with me"
ここではファーストスイングで演奏される。
これもまぁー、大らか!&伸び伸び!
って感じの素晴らしいソロなんだけど、
アメリカ人ギタリスト(特に黒人)にありがちなファンキーとかブルージー、
或いはカントリー臭と云ったものは一切無い。
上手く言えないが、もっとこうウェットな感じ。
この辺りがスペイン人の血なんでしょうか。
わし的には大好きなタイプです。
あと、やっぱホルへちゃんがいい!
音がキレイなんですよ!音が!
いくらハードに叩いても決して五月蠅くはならない。
ホント上手い!

5曲目は次曲の為のイントロ。
一応オリジナル扱い。
バリトンギターの独奏です。

で、6曲目が本編。
スタンダードの "summer night"
軽い哀愁の3拍子ナンバー。
ゆったりと漂う様に歌うこの曲のソロでは、
カート(ローゼンウィンケル)の影響がよく見える。
しっかし、これもどえらいカッコええどぉ!

7曲目はコルトレーンの "26-2"
これも難曲じゃが、
ジョナサン・クライスバーグ的メカニカルフレーズを噛ませながら怒涛のソロを展開。
うぅぅぅー上手い!

8曲目は スタンダードの "you're my everything"
バラードで演る事が多いですが、ここではミディアムテンポの4ビートで。
言い忘れてたけど、アルベルトちゃんの使用ギターは
日本製(多分)のD'Angelico のNew Yoker。
テイルピースを木製の物に変えてるみたいだ。
少しコンプ感のあるクリーンサウンドでこれも軽快且つテクニカルに歌い上げる。

はい9曲目。
5~6曲目と同じパターン。
次曲へのイントロ。
バリトンギター使用の独奏。

そしてラストが自身のオリジナル。
どことなくスパニッシュな哀愁を醸し出すナンバー。
うーむ、作曲の方の才能も素晴らしい!

と、最初から最後迄大絶賛しまくりましたが、
どうやらこのアルバム、今現在Amazonに売ってないみたいです。
でも、必ずどこかで売ってますから是非探してみて下さい。

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ジュリアン・レイジの新譜が出る!
これはギターデュオでしょうか?



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