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余裕な人

06-02,2016

月が変わっても続くダグ・レイニー週間。

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Doug Raney / Blues Ballads,Bebop and A Blue Girl

Doug Raney (g)
Jesper Lundgaad (b)
Morten Lund (ds)

日本のマシュマロレコードから発売された2008年録音の作品。
以前書いたようにダグのアルバムにハズレはないが、
このアルバムはその中でもトップクラスに良い!とわしは思ってる。
そしておそらくこれがダグにとって最後のスタジオ録音アルバムになったんじゃなかろうか。
リリースから既に8年も経ってるんでそろそろ新作出ないかなと思ってたのに…
かえすがえすも残念でならん。

収録曲は全7曲。
バド・パウエルのバップナンバー(oblivion)に、モンクのスローブルース(blue monk)
ジョビンのボサ(photograph)に有名トラディショナルナンバー(dear old Stockholm)
そしてスタンダードはテンポ違いで3曲。
ファーストテンポ(this is new)バラード(little girl blue)
ミディアムスイング(who cares)
まさにタイトル通りの多彩な選曲で飽きさせない。
そして1曲の長さも7〜8分台中心でダグのソロもしっかり堪能出来る。

ダグのプレイはこうやって改めて聴くとやはり年を重ねた円熟味を感じる。
初期の頃の若さ溢れる勢いに任せた熱いプレイ一辺倒では無く中高年男の余裕。
渋味とも言える。
でもかといって年寄り臭いのかと云えばそうではなくしっかりと行く時は行く。
野球で例えると緩急をつけたピッチングと云う感じか?
違うか?
まぁ何でもいいが要するにがっついて無いのだ。
熱さと渋さの融合。
そこがいいのだ。

そんな訳でここはベストもスローの"little girl blue"にしときます。

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既に廃盤。売ってるうちにお早目に。



いつも読んで下さってありがとうございます!
またのお越しをお待ちしてます。

まだ続く

05-31,2016

まだ続く勝手にダグ・レイニー週間。

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Doug Raney Quintet / Lazy Bird (1984録音)

Doug Raney (g)
Brent Rosengren (ts)
Ben Besiakov (p)
Jesper Lundgaad (b)
Ole-Jacob Hansen (ds)

フロントにテナー&ギター、そしてピアノトリオ。
なにやら今時のコンテンポラリーな編成だが勿論コレはど直球のハードバップ。
王道ジャズをきっちりバッチリ聴かせてくれる。
因みにこれはアナログ盤のみ所有。
それにしても目の下の隈。
この危ない感じが好き。

収録曲は片面3曲ずつ
本人のオリジナル2曲、コルトレーン作のタイトルナンバー、
スタンダードの"Theme For Ernie"
ベニー・ゴルソンの"Reggie of Chester"
サム・リバースの"Beatrice"で全6曲。
ダグはコルトレーンにも大きな影響を受けてるので
自身のアルバムでは結構縁のナンバーを取り上げてる。
(今作では2曲)
全体的にリラックスしたムードでダグものびのびと弾きまくってる。
だからかどうか知らんがどの曲でも
ダグ独特のお得意フレーズと云うか歌い回しが頻繁に登場するのが微笑ましい。
でもまぁそれだけ気持ち良く弾いてんだんだろうな。
いいメンバーにも恵まれて。

で、わし的ベスト。
とりあえずタイトルにもなってる"Lazy Bird"
かなりの難曲だがダグは「そこのけそこのけ」状態でブイブイ弾き倒す。
あと"Beatrce"もいい。
ギター&テナーのユニゾンテーマ部だけで「おお!」っとなる。
他にバラード"Theme For Ernie"
多くの名プレーヤーと同じくダグのバラードもええで!

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これです。



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凄い人

05-28,2016

勝手にダグ・レイニー週間。

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Introducing Doug Raney / Doug Raney (1977年録音)

Doug Raney (g)
Duke Jordan (p)
Hugo Rasmussen (b)
Billy Hart (ds)

ダグ21歳の時のデビューアルバム。
ジャケ写がぶちカッコいい。
オープニングは高速4ビートで演奏される"mr.pc"。
早速「若干21歳にしてマルティーノ越えか!」と云った怒涛のソロ。
まぁ〜腰抜かす程カッコいい。
2曲目はガラッと雰囲気を変え"someone to watch over me"
ここは優しくジャジーにしっとりと歌う。
3曲目のパーカーのスローブルース(bluebird)では
とても21歳とは思えない円熟したプレイを聴かせてくれる。
もうここまでの流れだけで参る。
名盤だと確信する。
リアルタイムでコレを聴いた人達はここまで聴いただけで
間違いなくこの男が只者では無いと思った事でしょう。(この時わしはまだ小学生)
勿論これ以降もいいのです。
4曲目はダグの卓越したリズム感を感じるこれまた怒涛の"the end of a love affair"
5はデューク・ジョーダンとのデュオで演奏されるタッド・ダメロンのバラード"casbah"
ダグはこのジョーダンとデュオで一度だけ来日したらしいが、
この演奏も素晴らしすぎて思わず屁が出る…じゃなくて溜息が出る程だ。
そして次からわし的ベストなスタンダードが2曲続く。
"I remember you"に"like someone in love"だ。
(後者はベースとのデュオ)
シンプルに小粋によく歌うソロ。
とても参考になる演奏だ。
8曲目はサム・ジョーンズの"unit 7"
またもやダグのドライビングギターが炸裂。
そしてラストはCD化に際して追加された"on green dolphin street"
セッション等でもよく演奏される有名ナンバーだ。
よってアナログ盤持ってたわしも速攻で買い直した。

しかしこうやって改めて聴くと今迄余り思った事は無いが、
実はこの男天才だったのだ。
やっぱり21歳でこれは凄い。
凄過ぎる。

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これです。



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ダグ・レイニー

05-25,2016

ダグ・レイニーを初めて聞いたのは今から三十数年前渋谷のJAROでだった。
店主の柴崎さんに店のオーディオで聴かせて貰ったのだ。
カッコよかった。
わしは一発で参った。
更にはあの目の下のクマにも参った。
如何にも「ドラッグしてます」と云った、
まさにイメージ通りのジャズメンな外見にも何気に惹かれた。
(非常識だけど)
だからある一時期ジムホールやジョンスコ以上に集中的に聴いてたのだ。

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Doug Raney / Guitar Guitar Guitar (1985録音)

Doug Raney (g)
Mads Vinding (b)
Billy Hart (ds)

このアルバムはリリースされて直ぐにやはりJAROで購入した。(勿論アナログ盤)
ダグのアルバムに外れはないが
これは以前紹介したアルバム"I'll Close My Eyes"と共に特に好きになった。
(この記事参照)
まぁ〜毎日毎日飽きもせず聴きまくったな。
と云うか今も時々聴いてるけどね。
まぁなんでもいいけどそんな訳で間違いなく「わしを構成する」内の一枚と言える。

収録曲は全8曲。
(アナログ盤では6曲。CD化時に2曲の未収録が加わって8曲となった)
本人オリジナル1曲を除き全てスタンダードかジャズメンオリジナル。
この選曲がまたいいの!
ですが、いちいち書くの面倒臭いんで御自分でお調べ下さい。m(._.)m
勿論プレイの方もキレッキレだ。
この時期のダグは常に絶好調なのだ。
父親譲りの歌心にマルティーノ張りのドライビングフレーズ。
トリオならではのコードワークも巧み。
どれもこれもクッソカッコいい!
それ以外他に褒め言葉はいらん。

ダグまだ59歳だったんじゃなぁ。
5月1日に死んじゃってたって…わしゃ今日知ったよ。
ずっといつか生で聴きたいギタリストランキングの筆頭だったのにそれももう叶わん。
本当に残念だ。

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コレです。



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「絶好調ぉ~!」な時代

05-14,2015

これ最近やっと手に入れたんですよ。

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Doug Raney Trio (1985年録音)

Doug Raney (g) 
Jesper Lundgaard (b)
Alex Riel (ds)

発売当時(発売は90年)から欲しかったが、
「今は金が無い、今度金持ってる時買おう」
「今回は他に欲しいのが有るから次回にしよう」
と思ってるうちに廃盤になった。
そしてスッカリ忘れてた。
当時は常に金無かったからこう云うパターンで買い逃してるアルバムは多い。
で、暫くたって中古で探しても無い。
諦めてました。
それが先日ひょっこり安い中古を発見。
速ゲットした訳です。
嬉しかったぁ~。( ´ ▽ ` )ノ

わしが思うに、1985年と云えばダグちゃん絶好調の年だ。
同じ年に"guitar guitar guitar"と云うトリオ盤をsteeple chaseで録音してる。
steeple chaseからはこの前後10年位の間に良作をバンバン出してた。
まさにダグちゃん絶好調ど真ん中の時代。

収録曲はスタンダードが5曲にジャズチューン4曲。
スタンダードは
粘りつく様なミディアム4ビートのI didn't know what time it was
ラテンビートからファースト4ビートへと変わるInvitation
ダグちゃんのギターが可憐に歌うバラードNancy
これも流れる様に歌い捲ってるMake someone happy
メンバーの絡みがカッコいいMy funny valentineはミディアムスローで。
ジャズチューンは、Tune up (マイルス)
これはファースト4ビートで演奏。
同じくマイルスのSippin' at bells
もろバップなテーマはベースとユニゾンで。
ハードバビッシュなハロルド・ランドのland's end
ブラウニーのdaahoudは高速4ビートで。
ぶいぶいドライブするダグちゃんのギターがぶりカッコええ!

中畑DeNAと同じく全編まるごとビシッとバシッと絶好調ぉ~!!!
(今現在は)
ダグ一連の作品と同じく、
伸び伸びと良く歌う王道のジャズギターを存分に楽しめるとても良い作品だ!
ジャズギターファンの方々、
運良くどっかで見かけたら是非ご購入下さい。

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ディメオラ新譜出ます。



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