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きっと満足

11-02,2015

ロテム・シヴァン(?)の新譜。
2週間程前届きました。

20151102151445bbc.jpeg

Rotem Sivan / A New Dance (2015年録音)

Rotem Sivan (g)
Haggai Cohen-Milo (b)
Colin Stranahan (ds)

Daniel Wright (vo,8)
Oded Tzur (ts,10)

デビューから3年で3枚目のアルバム。
今作もコンテンポラリー系ジャズギター好きには堪らん出来になっとります。
収録曲は全10曲。
総収録時間も同様に短い。(45分少々)
46分のカセットテープに入ります。
以上!
終わり。
と云うのもなんなんでもうちょっと詳しく。
中身は中東ムード(行った事はないけど)のオリジナルに
(今作ではタイトル曲の1や、4、6、9辺り)
1分位のインタールード的なナンバー(2)
ギターソロらしいソロが無い曲(5)
スタンダード及びジャズメンオリジナルなど。
("angel eyes" "I fall in love too easily" "in walked bud")
概ね前2作と同じ感じです。
が、なんと今回はヴォーカル入りのオリジナルナンバー(8)が1曲入っとります。
(コレがほら、フォーキーでジャジーな今時のあんな感じの中々良い曲なのです)
それとベリースローの"I fall in love too easily"ではテナーが入る。
(コレもいい!)
ギターは今作が一番弾いてる感じですかね。
どんどん遠慮無くなってきました。
柔らかいピッキングで滑らかに弾きまくる。
繊細な表現も素晴らしい。
相変わらずぶっーち上手い!
そしてやっぱどこか同郷のギラッドに似てる。

最後にわしが気に入った曲。
独特なスタイルで弾きまくるタイトル曲の1に変拍子の9曲目。
ゆったりとした曲調ながらクールに燃える4曲目。
16ビートに乗ってカート系の歪みサウンドでハードに迫る"Angel eyes"
ギターシンセ系エフェクト(エレハモのhog とかpogとかか?)まで使って、
コンテンポラリーなフレージングをこれでもかとかましてくる"In walked bud"
この辺りでしょうか。
とにかくカッコ良く弾きまくってます。
コンテンポラリー系のギターがお好きな方はきっと満足するでしょう。

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コレです。(右はダウンロード版)



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はいはいぃ~な気持ち

01-15,2015

はいはい、はいはいぃ~!!!
ジャズギター好きなそこのお父さん!
聞いて下さい!
ロテム・シヴァンの最新作ですよ!
って、うだうだしてるうちに紹介が年越してしもうた。
スミマセン。

14213154330.jpeg

For Emotional Use Only / Rotem Sivan Trio (2013年録音)

Rotem Sivan (g) 
Haggai Cohen Milo (b)
Mark McLean (ds)

で、前作の記事がこれ。ココをクリック!
メンバー一新されとりますが、基本同じ路線で攻めてます。
同じ様に収録時間も短い。(47分16秒)

よっしゃ~では早速行くぞい!
はい、1曲目!
と意気込んで始めたがあっさり肩透かし。
ベースのみで演奏される2分弱の次曲へのイントロ。

2曲目!
ここからが本番じゃい。
3拍子のロテムちゃんオリジナル。
前作でも感じたがこの人の書く曲はどこか中近東と云うか何と云うか、
独特なもんがある。
少しだけメセニーチックなムードもあるし。
しかし今作ではソロの方はちと違う。
相変わらず繊細に神経質に焦らす様に始まるんじゃが、
今回はここから俄然アグレッシブに攻めてくるのだ。
何か吹っ切れたかの様なロテムちゃん!
焦らしと攻めのバランスが堪らんぞ!
もはや立派な女王様じゃないか。

よっしゃ!この調子で3曲目じゃい!
と、意気込んだら又も思いっきり肩透かし。
1分にも満たないインタールード。

気を取り直して4曲目。
スタンダードの "a dream is a wish your heart makes"
いんやぁ~コレがいい!
素晴らしい!
終盤に向かってジンワリジンワリと盛り上げていくダイナミクス。
構成力。
アイデア豊富なフレージング。
長尺なソロだが全く飽きさせない。
間違いなくこのアルバムのハイライトナンバーだ。

5曲目はタイトル曲。
幻想的でスローな3拍子ナンバー。(オリジナル)
コレはベース大フューチャー!
さぁギターは!と思ったら
ギターソロ無し…
前作もじゃが、こいつはこう云うのが多い。
しかしな、ロテムよい。
言っとくが誰もこんなもん望んどらんぞ。

お次は高速4ビートのブルースナンバー。
でも、全くそうは聴こえんわぁ~い!
無調性にガンガンくるわぁ~い!
反省したのかここでのロテムちゃんは
堰を切ったように豪快に弾きまくっとるわぁ~い!
って、なぁロテムよい。
コレでいいんだよ。
皆コレを望んどったのだよ。
要らん事せんでいいの。

次、ラテン風味の7曲目はジョビンの "useless landscape"
単にソリストとそれ以外とは言えない三位一体のインタープレイが素晴らしい!
勿論ソロも熱い。
いいぃ!
凄くいい!
そうそう、
やりゃ~出来るやんけ~ロテムちゃんよぉ〜い!
(笑顔全開で小躍りしながら)

8曲目。
1分にも満たないインタールード…
小躍り中止…

9曲目はモンク風オリジナル。
うーん!
出だしこそ繊細じゃが男らしゅうはじけとるでぇ~!
トリッキーでいて滑らかなフィンガリング&ピッキング。
こいつやっぱぶり上手いでぇ!
(小躍り再開)

で、ラストはラテンビートのオリジナル。
2曲のインタールードはこの曲の為にあったのだ。
明るいメロディの響きの中にほのかに漂う哀愁。
やっぱ独特。
そしてロテムちゃんのソロも独特。
中近東風スケール織り交ぜての"焦らし&攻め"な素晴らしいプレイ。
うん、結局独特な人なんだな、この人。

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これです。(右はダウンロード版)



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名勝負

03-02,2014

またyoutubeで面白いの発見。
Peter BernsteinとRotem Sivan のデュオで
"all the things you are"
いやぁ、こんなのマメにアップしてくれる人ってホントに有難い!



ピーターの使用ギターはいつものザイドラー、
対してロテムちゃんもお馴染み、
同郷(イスラエル)のギラッド・へクセルマンと同じ、
ギブソンのハワード・ロバーツモデル。

しかしねぇ、ここでの二人のプレイ、
ソロは勿論だけど、
バッキングにも個性と云うか性格的なもんがが出てて面白いです。

濃っいぃ~い顔同様男らしゅうコードをザクザク刻むピーターちゃんに対して
繊細な和音をそっと寄り添う様に爪弾くって感じのナイーブ青年ロテムちゃん。
うーむ、甲乙付けがたい程カッコいい中々の名勝負!
うーむ、うーむ、うーむ!
しかし、ここはやはりベテランに敬意を表し、
寄り切りでピーターちゃんの勝ち!
って事でもいいんだけど、
そっからの逆転すくい投げでロテムちゃんの勝ち!
でもいいです。
(結局どっちもカッコいい)

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Mahavishnu OrchestraのBOXセット。
うーん安いなぁ。



これも良さそう。
女性ギタリストMargaret Slovakの自主制作盤



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気になる男

08-20,2013

 また一人、気になるギタリストが出来た。
イスラエル人ギタリスト Rotem Sivanと云う人だ。
6月に、steeple chaseから出た、この男のデビューアルバムが、かなり良いのだ!

130816-1.jpg

Rotem Sivan /  enchanted sun (2012年録音)
本人のギターに、Sam Anning(b) Rajiv Jayawera(ds)と云うトリオ。
全員聞いたこと無い人達だが、youtubeとかで見ると、皆若い。
リーダーのロテム君も、ジャケ写見ると髪は薄いし、神経質そうな顔してるが、
広ぉ~い額にも皺ひとつ無くツルツルしてるし、
実は、わしが思ってるより、かなり若いんじゃないか?
外人の年齢は、よう分からんしな。
ま、別にどうでもいいけど。

ええっと、スタイルとしては、所謂パットメセニー辺りからの流れから来る、
コンテンポラリージャズギタリストの系統に入る人だろう。
しかし、よく聴くと、これ又他のギタリストとは少し違う特徴を持っていて面白い。

基本は、Lage Lund やMike Moreno 同郷の Gilad Hekselman系の
「わし、静かに燃えてます」って感じのクールなスタイルなんだけど、
この男の場合、そのクールさがハンパない。
もう、クール通り越して、「わし、一切燃えません」って言ってる感じさえする。
まぁ、とにかく、弾かないのだ。
いや、そう云う言い方は、おかしいな。
弾くには弾いてるんだけど、ホントはもっと弾けるくせに、
あえてちょこっとだけ弾くって感じで焦らすのだ。
聴いてて「痒い所に1センチだけ届かない!」
「もっと力強く掻きむしって欲しいのに、何故か撫でる様に優しく掻く」的な、
焦らされ感が、ハンパないのだ。
しかし、何故かそれがいい!
気が付くと、それにむちゃくちゃハマっている!

さぁ、1曲目!
どこかメセニーを彷彿とさせるメロディックなオリジナルから、早速この焦らしプレーが始まる。
メインテーマが終わると、なんと初っ端からベースソロだ。
「さぁ、ギターのソロが始まるぞ!」と思ったら、いきなり肩透かしされた様なもんだ。
「焦らすなぁ!おい!自身のデビューアルバムの冒頭からこれかよ!」とか思って聴いてると、
このベースが中々いい!
「おお、こりゃ儲けもんじゃん!」と云う事で気分を持ち直す。
そして、肝心のギター。
まず、粒立ちの良い、暖かいサウンドが素晴らしい!
ギターは、ギラッド・へクセルマンと同じギブソンのハワードロバーツカスタム。
ギラッドもいい音出してたが、このヘンテコギター侮れんぞ!
中古でも見る事は殆ど無いと思うが、一体幾らくらいなんだろう?
ちょっと欲しくなってきたな。
但し、買う金は無いが。

プレイの方は、右手の人差し指と親指でピックを持ち、
その他の指で、コードを爪弾きながら弾くと云うスタイルが基本の様だ。
で、この曲のソロが、まぁカッコいい!
コードを巧みに挟みながら、流れる様なフレーズを紡いでいく。
しかし、気が付くと「もっと弾け!もっと!もっと!」と強く思っているのだ。
ホント、むちゃくちゃカッコいいソロ弾いてんだけど、何故か物足りない様な、
焦らされてる様な気分になるのだ。
何かこう、アヌス辺りが、むず痒い様な気分。
いや、そう云えば、アメリカ国籍の友人Mが中学生の頃、
「正確にはアヌスでは無く、エイナスと発音するのが正しい」と言っていた様な気がする。
どうでもいい話で、すみません。
で、この気分はアルバム最後まで続く。

2曲目もオリジナル。
3拍子の幻想的な曲だが、ここではなんとギターソロらしき物がない。
ベースソロのみだ。
これは、もう焦らしと云うより放置プレーだ。

3曲目はハンドクラップと共に始まるオリジナルのブルース。
しかし、全くブルース臭無し。
柔らかく繊細なピッキングで、
スピード感満載の、ハイパーフレーズを決めまくるソロが、ぶちカッコいい!
しかし、「やっと来たか!とうとう熱く燃えるのか!」と思ってると、ひょいと突き放す。
どうやってもクール。
問答無用のクールさ。
完全無欠のクール。
盆踊りの時、乗りに乗って櫓に上がり「わしにも歌わせろ」と、マイクを握った途端、
「もう終わりです」って冷たく言われた様な感じだ。(ちょっと違うか)
この決して熱くならない、冷たい感じは、ラーゲやマイクモレノ以上かもしれんぞ。

と、思いいつつ次の曲。
スタンダードの、isn't it romantic
ジャズギタートリオらしいストレートな演奏だが、ここでも、まぁ焦らす。
「お前は女王様か!」ってくらい、焦らしに焦らしてんだが、
とにかくカッコいいソロ弾いてらっしゃる。
聴いてると、クシャミが出そうで出ないって感じの、なんとも言えない気分になってくるが、
これが鑑賞2回目以降だんだんと癖になってくるから不思議だ。
女王様に完全に征服されたM男とは、こう云う気分なんだろうか?

空にプカプカ浮いてる様な不思議なムードの5曲目。
これもオリジナルだが、またもギターソロがない。
ベースがテーマらしき物を弾いて、ドラムが効果音的に色々やって、
ギターは淡々とコードを弾いてるだけ。
2曲カッコいいソロが続いたので、ここでまた、お預けと云う事だろう。

6曲目。
ガーシュインの how long has this been going on?
お互いの息遣いまで合ってる様な、三人のインタープレイが凄い。
まるでキースのスタンダーズみたいだと言ったら言い過ぎか?
しかし、ぶちカッコいいぞ!
ベースのウォーキングと共に「ガツンと来るか!」と思ったら、またもはぐらかし、
焦らされ悶えるわしをジッと観察してるって感じのプレイだ。
しかし、コレがはまる!

ゆ~ったりとした、夢の中の様な7曲目。
なんと、なんとぉ!
またもや、ギターソロなし!
これは何だ?
ギタリストのリーダーアルバムで、しかもデビュー盤で、これは何だ?
お預け多すぎないか?

8曲目、民族性を感じるテーマを持つタイトルチューンのenchanted sun
やっぱり、この男只者じゃない!
まぁ、上手い!
ソロ中盤、倍テンになってからのカッコいい事!
あぁ、こんな人が無名で居たなんて世界は恐ろしいな。
まぁ、凄いわ。
これは、結構熱いかな。

はい!
そして、ラストもオリジナル。
これも、なんとなくメセニーが演ってそうな牧歌的な曲。
とにかく、ここでも随所に凄いテクニック覗かせながら、しっかりと焦らしてくれる。
そして、焦らされ悶絶するわしを、化学者の様な目で見ている。
ひどい奴だ。

全9曲の内、3曲ソロなし!
焦らせれまくりの48分。
そう、このアルバム、全部で48分32秒しかないのだ!
LP時代じゃあるまいし、たったの48分ってのは無いだろ!
もっと弾いて欲しいのにすぐ終わる。
もっと、もっと聴きたいのにあっさり終わる。
ある意味一番の焦らしは、この収録時間かもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とにかく、コンテンポラリー系ジャズギターが好きな人はハマるはず!
コレね!



最後まで読んで下さってありがとうございます!
最近またもや、「何も書く気がせん!」状態になっております。
「ガーシャちゃん、頑張れ!」と思う方!
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