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サクッと感想

02-20,2015

最近読んだ本を記録しときます。
(サクッとした感想混みで)

えぇーまずは、
「舟を編む」三浦しをん



たまに最初に映画を観てから原作を読むって事があるんだけど、
これもそう。
原作まで読もうって気にさせたくらいだから当然いい映画だった。
(わし宮崎あおい好きだし)
そしていい映画だったって事は原作も良かったって事だ。
基本「映画は良かったが原作はダメ」って事はほぼ無い。
しかし!
逆は結構ってか、かなりの頻度であるのだ。
原作(小説もマンガも)台無しにしちゃう映画が。
例えばこの前テレビでやってた「あしたのジョー」なんかひっくり返る程酷かった。
マジで「誰が何の為に、どんな理由で作ったんだ?」
「そもそも真剣に作っとるのか?」と真剣に悩んだけんねわし。
あと最近では、テレビで今よく宣伝してる柳広司さんの「ジョーカーゲーム」なんかも
キャスティングと予告編観ただけで「これヤバイな…」って感じがする。
あくまで予想だが。
ま、とにかく、
金になるからって誰が撮ろうが誰が主役だろうが、
何でもかんでも映画化するの許さない方がいいと思うがね、わしゃ。
ダメな映画作られ、本読む前にそれ観られると、
当の原作どころか、その作家の作品全てがダメだって思われかねんからね。
(誰とは言いませんが、
実際最初に観た映画が酷くて今後一切読む気が無くなった作家の人が一人いる)
作家の方はその辺気を付けて下さい。
この作品は成功です。
他のも読んでみようっと。


はい次。
「さよなら渓谷」 吉田修一



相変わらずこの人の作品読んでます。
ストックも数冊あるし安心。
思えばこの人の作品読み始めたのも映画だったんじゃよな。
(この記事参照)
それがいい映画だったからその原作含め遡って他の作品も読み始めた。
映像化して成功してるって事だ。
一切読む気無くなった人とえらい違い。


「満願」 米澤穂信



ここ数年本は古本屋で買っとるんですが、
このミス(このミステリーがすごい!)や、
文春のミステリーベスト10の上位組から数冊新品で買ってます。
これがそう。
(その2つ共に1位)
正直去年1位の法月倫太郎さんの「ノックス・マシン」はわし的にはいまいちだったんだけど
これは面白かった!
切れ味抜群の短編集。
実はこの人初めて読む作家かなと思ってたんだけど、
過去に何冊か(追想五断章とかいちごタルト事件とか)読んでた事が判明した。
(自分の読書ノート調べた)
全く覚えてなかったよ…
スマン米澤ちゃん。


「ナオミとカナコ」 奥田英朗



奥田さんの新刊!
いやぁーこの人の本やっぱり面白いわ!
二人の女(普通の主婦と普通のOL)がDV夫殺しと云う完全犯罪を企てる話。
でもね、その計画が一見完璧だと思えるんだが、
ちょっと考えたら分かる程穴だらけなのだ。
もうね、読んでる間中、ずーっと心の中で「それじゃダメだろ」
「そんなんじゃ捕まっちゃうだろ」って突っ込んでる程穴だらけ。
でも、女二人はそんなわしの心配を他所にどんどん計画を進めて行く。
いくらわしが「ダメよぉ〜ん、それじゃダメダメぇ~ん」
ってモノマネしても(心の中で)ガンガン進む。
でも実はこれが奥田さんの狙いなのだ。
読み進める毎に読者をこの二人の共犯者的気分にさせていく。
気が付くと「あーした方がいい、こーした方がいい」と自分なりに計画を練っちゃってる。
それどころか終いには心の中で二人にアドバイスまで始めちゃってる。
だから、終盤危惧してた事態に陥って行く頃には「だから言わんこっちゃないよ!」
「あぁーダメだ!もぉーダメだ!」とか全力で思ってる。
本読んでる自分まで逮捕されんじゃないかと焦っちゃってる。
この只事じゃない巻き込まれ感!疾走感!
こんなにも面白いのだ、
間違いなく映像化されるだろうが、ここはじっくりとよく考えて決めて欲しい。
特にキャスト。
所属事務所の力関係なんぞで決めない方がいい。
スポンサーのタイアップ関係もダメだ。
本人の実力、原作のイメージに合うかどうかだけで決めるのが賢明だ。
わし的にはナオミ役は真木よう子がいいと思うんじゃがどうでしょう?
まぁとにかく、ちゃんと原作通り映像化したら面白くなるのは間違いない。
奥田さんの「邪魔」とか「最悪」が好きな人は絶対読むべきです。

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噂の女

04-20,2013

奥田英朗さんの"噂の女"を読んだ。




いやぁ相変わらず面白かった!
奥田さんお得意の短編を集めた連作長編って形をとりながら
一人の女を中心とした市井の人々の日常が描かれていく。

まず、この普通に生活してる人々の描き方が秀逸。
日本中どこに行ってもいる普通のサラリーマンやOL等、
どうしようもない地方の閉塞感なかで生きてる人々の生活ぶりが
広島の云う地方都市に住んでるわしからしたら、いかにも有りそうでなんとも面白い。

そして、そんなある意味退屈とも云える普通の人々の生活に一人の女が現れる事で、
この話は劇的に変わっていく。
一編一編独立した話の中に出てくるこの謎の女が、
読み進めるうちにどんどん輪郭を持ってくるところが、サスペンスタッチで引き込まれて行く。
この辺の描き方!さすが奥田さん!上手い!

でもね、その謎は最後まで明かされない。
小説読み進めるうち残りページが少ないのに気付き、
これ終わるのか?って思いながら読んでたんだが、案の定、謎は謎のまま。

いやね、最終話。
話のオチ自体はあるんだが、いかにも続編がありそうな終わり方。
その辺がネット上のレビューなどでは賛否両論あるみたい。
確かに、不満が出るのも分かる。
でも、わし的には問題無し!最高に面白かった!
読了して2日経った今考えると、返ってこの終わり方で良かったとさえ思う。

と言いながらも、しかし!
やっぱり、わしも続編が読んでみたい!
奥田さん!
これ続き書いて下さいよ!
書ける筈だよ!
その気あるんでしょ?
実はもう書いてるとか?
何でもいいから書いておくれよぉ~!
明日からでも書いておくれよぉ~!
って一応お願いしときます。
(ここでしても仕方ないけど)

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読書のお伴に
ピーターバーンスタインのデュオ盤。




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