がっつりモレノ

08-09,2017

一時モレノちゃん参加作を追いかけてた時かなり気に入ってたアルバムを
久々に引っ張り出してきた。

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Brian Patneaude / Riverview (2008年録音)

Brian Patneaude (ts)
Mike Moreno (g)
Jesse Chandler (org)
Danny Whelchel (ds)

所謂今時なコンテンポラリー系ジャズだけど
ギター入りオルガントリオとテナーのカルテットと云う編成が珍しく面白いのだ。
ファンキージャズなんかじゃよくあるがこう云うジャズではほぼお目にかかった事は無い。
これだけでも聴く価値は充分あるがリリースから数年経った今聴いても新鮮。
曲は全8曲中6曲が本人オリジナル。
他はスタンダードの"Chelsea Bridge"に
マイケル・ブレッカーのファーストに収録されてた
ドン・グロルニック作の名曲"The Cost Of Living"
本人のプレイもブレッカー直系だ。
オリジナルはこれ系ジャズの中では比較的聴きやすいメロを持つものが多いかな。
普通のジャズファンにも受け入れ易そう。
カバー2曲も変に凝ったアレンジを施す事なくストレートな演奏で好感が持てる。
ギターファン期待のモレノちゃんは全曲参加でソロも7曲で大フューチャー。
上記のグロルニック作ナンバーで歌いまくる極上ソロをとってる。
ギターはまだ335。
ジワジワ浮遊するオルガンと地味なドラムも良い味出して好バックアップ。
オススメです。

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これです。(右はダウンロード版)



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Giant Steps

08-08,2017

こないだのライブでは普通に高速4ビートで演ったんじゃが
このビートで演ってもクソカッコええんじゃよな。

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Pat Metheny / Trio 99→00 (1999年録音)

Pat Metheny (g)
Larry Grenadier (b)
Bill Stewart (ds)

てか、
実はその前の5月にやったドラムレスのライブでは
これ意識してミディアムのボサノバで演ったんじゃが、
このアルバムのバージョンは単純にボサノバと言う説明だけでは足らんニュアンスが有るんだな。
ではどう云うニュアンスかと聞かれても上手くは説明出来んので、
各々御自分で聴いて判断願いますとしか答えられんが、
リズム陣2人の功績は非常に大きいとだけは言える。
とにかく絶妙そして現代的。
セッションで「何かボサノバ演ろう」となって
こんな感じのビート出すリズム陣いたらカッコ良すぎて悶絶するだろう。
「だからお前もメセニーみたいに弾けよ」とか言わたら困るが。
他にもショーターナンバー(Capricorn)演ってるし
アルバムタイトル(80/81を意識してると思う)からも想像付く様に
完全に"どジャズ"サイドに立ったメセニーの大名盤。
またこんなアルバム作って欲しい。

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拝借するぞ

07-27,2017

この間のライブでも演奏したんじゃが"Invitation"と云う曲が好きだ。
スローからアップテンポまでどんなテンポでも良いし、
ボサノバから4ビートまでどんなリズムで演ってもカッコいい。
難曲じゃがコード進行もアドリブする上で凄く面白い。
しかもギターデュオからジャコの様なビッグバンドまでどんな編成でもキマる。
えぇ〜、食材に例えると何かな?
大根とか?ちょっと地味か?
でも大根って煮ても炊いても焼いてもいけるし、
更には生で擦りおろしたって刺身のツマだっていけるじゃん。
うーむ…イマイチ説得力に欠けるが、
まぁ〜とにかくどんな風に料理しても美味しい曲なのだ。
そんな訳で当然名演も多いが、このアルバムのバージョンは特に好き。

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Ralph Bowen / Soul Proprietor (2001年録音)

Ralph Bowen (ts)
John Swana (tp)
Peter Bernstein (g)
Sam Yahel (org)
Brian Blade (ds)

テンポは比較的遅め。
浮遊感のあるラテンフィールのテーマ部。
2管で奏でるテーマに絡むギター、怪しくモーダルなオルガン。
そのままの雰囲気を維持したままソロはテナーからペット。
両者ともグイグイとアグレッシブに攻めてくる。
そしてソロ3番手でギターのピーターちゃんが登場。
ここでそれまでのムードからスッと倍テンの4ビートに変わるのだ。
ここっ!
ここがもぉ〜鳥肌立つ程カッコいい!
メンバーのアイコンタクトが目に浮かぶ。
自慢じゃないが何度も何度も聴いてるのにその都度ここで鳥肌立ててるのだ、わしゃ〜。
で、ピーターちゃん節てんこ盛りの極上ソロから元のリズムに戻ってエンディング。
いやいやいやいやぁー毎度の事ながら参った!これぞ新生ハードバップ!
今度自分のライブでこの曲を演る時は忘れずに絶対このパターン拝借しよ。

その他ラルフちゃんオリジナル(5曲)もどストライクなハードバップナンバー。
管が2人居るんだからこうじゃないとな。
スタンダードの"My Ideal"も素晴らしい。
ジョーヘンの"Inner Urge"のハードボイルド感もたまんねっす。
ラストの"Peace"(テナーソロ)を除き勿論全曲ピーターちゃん大フューチャー。
バップってるピーターちゃん最高!

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重ねる心理その2

07-11,2017

今回でジャズカテゴリーの記事が丁度300となる。
ブログを初めて4年半でだからペースとしてはかなり遅い。
このブログを観てる人はほぼ居ないので特に問題は無いだろうが、
少しでも皆様の音源購入の参考になればと思ってるので
今後もう少しペースアップを目指したい。

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Jim Hall / Concierto (1975年録音)

Jim Hall (g)
Chet Baker (tp)
Paul Desmond (as)
Roland Hanna (p)
Ron Carter (b)
Steve Gadd (ds)

特に意味は無いが節目の一枚は超メジャー盤にしました。
これも余りのメジャー盤だけに買うのが恥ずかしかったと云う記憶がある。
初めてこれ買った当時はわしもまだ若くイキがってたのだ。
だからウエスの"ロードソング"購入時と同様硬派系ジャズと一緒に購入した。
(何買ったかは忘れた)
エロ本買う時みたいに硬派系の下にこっそり隠してレジに向かった。
しかし今振り返ると一体何が恥ずかしかったのかだ。
何をイキがってたかのか知らんがこんな名盤に対しそんな感情持つ事自体が失礼ってもんだ。
我ながら情け無い。

超メジャーな盤なんでこれまで何度もCD化されてるみたいじゃが
わしが初めてこれ購入したのは勿論LP盤だ。
LPでは両面合わせて4曲しか収録されてないが、(B面はアランフェス1曲だけ)
後年わしが買い直したCDには別テイク合わせて倍以上の9曲も収録されている!
LP持ってる人は多いだろうが買い直さない手はない。

アルバム中ではやっぱりアランフェスが一番人気なんだろうがわしのお気に入りはA面の3曲。
ジムさんオリジナルの2曲も素晴らしいが、
中でも"You'd Be Nice To Come Home To"のソロは白眉だ。
後テーマに戻る前の1コーラスもええんじゃよな。
これは別バージョンも入ってて、そっちもぶちカッコええのでオススメだ。
勿論チェットとデスモンドのプレイも素晴らしい。
そしてガット。
当時ガットの叩く4ビートについては賛否両論あったがこのタイトな4ビート、
非常に良いのだ。クセになる。

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ラッセルマローン新譜出ます。



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安心安定のおじさん

07-04,2017

何気にコンスタントにアルバムリリースする
ヴィック・ジュリスの前作 (これ)から1年ちょい振りの新譜。
今回も見逃してた。

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Vic Juris / Plays Victor Young (2014年録音)

Vic Juris (g)
Jay Anderson (b)
Anthony Pinciotti (ds)
Kate Baker (vo)#6

タイトル通りヴィクター・ヤングの曲集。
今回も基本王道スタイルながらギタープレイ、ギターサウンド共現代的で実に良い塩梅。
こんな感じのギターアルバム実はあまり無いので有難いのだ。
それにどのアルバムも本当に安定して良いプレイを聴かせてくれる。
レーベル(Steeple Chase)もずっと同じだし。

で、そんなヴィックちゃんの新譜。
今回はどんな内容でしょうか?
先ずアルバム冒頭#1(Love Letters)
続く#2(Street Of Dreams)はギタートリオ。
人気ナンバー#3(Stella By Starlight)はヴィックちゃんも何度もアルバム収録してる。
これは何とドラムとのデュオで。
#4(Johnny Guitar)はステール弦のアコギでトリオ演奏。
#5(A Weaver Of Dreams)はエレクトリックに持ち替えてのトリオ。
ビル・エヴァンスで有名な#6(My Foolish Heart)は女性ヴォーカルとのデュオ。
これもステール弦アコギで。
有名バラードの#7(When I Fall In Love)はエレクトリックのトリオ。
そして#8(Golden Earrings)は3度登場のステール弦アコギで独奏。
#9も有名ナンバー(Beautiful Love)これはベースとのデュオ。
ラストは基本のトリオで(Ghost Of Chance)
とまぁ〜こんな感じで色々と手を替え品を替え聴かせてくれる。
やはり有名作曲家の有名曲集だからな。
「他との違いを出さにゃ〜」と云う事だろう。
でもこれ大正解。
前作に引き続き今作もしっかりとお気に入り認定致します。

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これです。



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