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2ジム

08-02,2019

ジミー・レイニーとジム・ホールと云う2人の名ギタリストに、
ズート・シムズまで加わる。
まさに夢の共演!

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Jimmy Raney / Two Jim’s And Zoot (1964年録音)

Jimmy Raney (g)
Jim Hall (g)
Zoot Sims (ts)
Osle Johnson (ds)
Steve Swallow (b)

名義はジミーちゃんのリーダーアルバムだが、
ジム・ホールもズートも大活躍。
3人が主役と断言して全く差し支えない内容だ。

収録曲はジム・ホールのオリジナルが2にカバーが8の全10曲。
テーマ弾きをパート毎に分け合ったり、
ズートのバックでカウンターライン入れたり、
2人の名ギタリストはどちらかが出るともう一方は引くといった具合に、
まさに「お互いがやってない事をやる」と云う、
定石通りのプレイで聴いてて非常に面白い。
更に、このブログを何時も読んで頂いてるギター好きならばご存知だろうが、
ギター弾きはギター弾きが好き。
ギターと云う物体自体も大好き。
それが対抗意識になる事もあるが、
基本仲間意識が強い。
ギター弾き同士は直ぐに打ち解けるのだ。
しかもわしが実感した感じではコレは万国共通。
よってここでのジム&ジミーちゃんもおそらくそんな感じなんだろう。
2人共2ギターと云う事で心なしか張り切ってる気がする。
いや。
ジムちゃんなんかハッキリ張り切ってる。
普段のプレイよりも余計にスインギーで、
より明るい感じを受ける。
気のせいか?
ちなみにベースのスティーブ・スワローはまだウッベ弾いてて、
ズートもいつも通り男気溢れるプレイで
スイングしまくっとりんさる。
是非一度お聴きしてつかぁ〜さい!
カッコええんじゃけぇ〜!
(むすびのむさしのCM風にキメてみました)

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コレです。



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燻し銀デュオ

07-29,2019

こないだジャケットにサイン貰ったっので今日はこれ。
(そのサインしてもらった現物には
わしの本名がバッチリ書いてあるので写真無し)

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Satoshi Inoue & Peter Bernstein / Guitars Alone (2003年録音)

Satoshi Inoue (g)
Peter Bernstein (g)

井上智さんとピーター・バーンスタインのギターデュオ。
お二人の師匠でもあるジム・ホール作のワルツ“Waltz Nea”
から幕を開けるこのアルバム、
収録曲は全10曲。
そのジムホール曲以外はスタンダード(&ジャズメンオリジナル)が6曲に
井上作が3曲。
この中の55と云う5拍子のオリジナルブルースナンバーは、
先日のライブでも演ってた。
元ヤンキースの松井の背番号からタイトルつけたらしい。
これカッコいいです。
ちなみにピーターちゃんの作が無いのは、
おそらくこれが実質は井上さんのリーダーアルバムだからだろう。
でも実際の演奏は同等。
テーマもハーモニーで弾いたりパート分けしたりで分け合ってるし、
ソロパートも同じだけある。
リラックスしつつも濃密な演奏でギター好きにはもう堪らん内容だ。
こういうのをニューヨークとかの小さなカフェで聴くと最高だろう。
この2人なので派手さは一切無いがとにかく渋い。
野球で例えるなら、
長打がポンポン飛び交う空中戦というより
四隅を突いてゴロで打ち取る技巧派ベテランピッチャーの投手戦て感じか。
オススメ!

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これです。



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無心な人

07-26,2019

こないだ長年(20年近く)使ってたiPodがとうとう壊れたんで
新しいiPadを購入した。
で、その新しいiPadに音源取り込む際ふと考えた。
「数あるメセニーアルバムの中でわしが1番好きなのは何か?」と。

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Pat Metheny / Question And Answer (1989年録音)

Pat Metheny (g)
Dave Holland (b)
Roy Haynes (ds)

色々考えたが結局やっぱりコレなんだな。
リリースされた時から、
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も………
(以下延々と続く)
繰り返し聴いてきたがやっぱり今でも1番好き。
最高!
しかしコレが「じゃ2番目に好きなのは?」と聞かれるとむちゃくちゃ困る。
1番はすんなり決まるのに何故2番目は難しいのか?
不思議だ。

そんなアルバムなんで当然全曲メセニー素晴らしいプレイが聴ける。
中でもオープナーの”Solar”や高速4ビートの”All The Things You Are”
タイトル曲の“Question And Answer“なんか、
マジで腰が抜けるくらいカッコいい。
しかし今でもわしが1番魂を鷲掴みされるのはバラード”Old Folks”ね。
「これマジでアドリブなんか?」
「実はじっくり自宅で3日程考えて、譜面に起こし、
それをこっそり反復練習して弾いてんじゃないか?」と疑うレベルのカッコ良さ。
コレとマイケル・ブレッカーの1st(これ)のボーナストラックの
“My One And Only Love”
その2つは表現は変だがまさにぶっ飛ぶレベル。
スケール、コード、ありとあらゆる理論フレーズを消化吸収し、
それらあらゆるものから解放され、
無心で心のままにプレイして
ようやく初めて出来るんじゃろうな。
所謂“達人レベル”ちゅーヤツ。
逆にわしなんかほぼ消化吸収無しで、
解放のみダーダー。
「昨日練習したあのフレーズいつ出そうか?」とか、
セコイ邪心ばかり持ってるからダメなんだろうな。

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コレなんだな。



コレはこの国内盤買わなきゃダメですよ。(マイワンが入ってないから)





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「祭り」継続中!

06-26,2019

先日新譜をレビューして以来予言通り
「1人ラリーちゃん祭り」を密かに継続中。
そんな訳で今日は‘97年録音のカルテット盤だ。

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Larry Koonse /. Americana (1997録音)

Larry Koonse (g)
David Roitstein (p)
Scott Colley (b)
Kendall Kay (ds)

これがまた新譜とはかなり雰囲気の違うアルバムなのだ。
かと言ってタイトル程「アメリカーナ」してはなく、
4ビート中心のオーソドックスなジャズなんだが、
明るいムードの新譜に比べもっとコンポラ感のある音。
プロデュースが本人&スコット・コーリーと云うのが理由かもしれない。
収録曲は本人オリジナルが2に
コーリーちゃん作が3、ピアノのデビッドちゃん作が1、
コーリー&ラリーちゃんの共作が1、
そしてスタンダードの”You And The Night And The Music”で全8曲。
(これのみトリオ演奏)
コーリー曲なんかまさに「そうそう!如何にも!」って感じの曲で、
ジム・ホールのトリオとかでも演りそうな曲。
そに他の曲も余り派手にガツンと行かず、
冷静にクールにカッコ良くキメる。
全編そんな感じの音で纏められてる。
そんな中でのわし的ベスト。
コーリー作の#3、メセニーっぽい#4に、哀愁の#6。
コンテンポラリーブルース#7。
そして唯一のスタンダード”You And〜“
さり気ないアレンジがくそカッコええのだ。
(次回わしのライブで拝借決定)
新譜のムードとどっちかが好きかは各々の好みなんで何とも言えんが、
わしはこれかなり好きなのだ。
地味なアルバムで余り話題にも登らないが、
かなり良いので未聴の方は是非。
ジャケットもカッコいいし!

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売ってるうちにどうぞ。



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さぁーヨタムちゃん!

06-20,2019

ヨタムちゃん新譜!
これもええぞい!

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Yotam Silberstein / Future Memories (2018録音)

Yotam Silberstein (g,vo,per)
Victor Goncalves (p,acod,key,per)
Glenn Zaleski (p,ep)
John Patitucci (b)
Daniel Dor (ds,per)

前作で大幅な変貌を遂げたヨタムちゃんだが(この記事参照)
今作もさりげなく進化を見せつけてくれている。
ブラジリアンテイストを纏った
コンテンポラリージャズと云うムードはそのままに、
今作はちょっぴり哀愁も帯びてきた。
(勿論中東テイストも)
それが中々にいい感じだ。
オープニングからそんなムード全開で、
本人のヴォイスまで被せてるが、
決してメセニーやカートの様にはならないんだな。
やっぱりどっか中東風。
これはヨタムちゃんが使ってるスケールだけの理由ではない、
血のなせるモノなのだ。
そんなところが最高に良いのだ。
収録曲は全10曲(内1曲はベースイントロ)
ヨタムちゃんのオリジナル中心(6曲)
当然ギターもたっぷり弾いてるので、
その辺でも満足出来るが、
どっちかと云うとトータルで聴かせる、
そんな感じのアルバムに仕上がってる。
そう一ジャズギタリストってより
総合ミュージシャン、アーティストって感じで、
どんどん大物感を漂わせてきたヨタムちゃんなのである。

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これです。静かにソッとオススメと云う感じ。
良いよ。



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