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強引にライオン

01-06,2019

新年も既に6日も経ちましたが皆さん、
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

さぁそれでは新年一発目の記事。
ここ数年わしはその年の干支にちなんだジャケットのアルバムレビューをしてきた。
去年は戌(犬)年でJTの”One Man Dog“(これ)
一昨年は酉(鳥)年と云う事で敢えてのクリストファー・クロスのライブアルバム。(これ)
そこで今年もその流れで…
と思ったんじゃが今年は亥(猪)年…
思い浮かばんかった…
おそらくわしの持ってるLP、CD等で猪がジャケットの物は無いだろう。
しかし!
ここで諦める訳にゃいかんのだ!
別にどうでもいい事だがそう思ったわしは猪ジャケットが無いなら、
猪と云う文字のついた名のミュージシャンは居ないか?と考えた。
しかし…幾ら考えても思いつかん。
正月早々頭に浮かぶのはアントニオ猪木の笑顔のみ。
もしくは元東京都知事 猪瀬直樹氏の泣き顔。
え〜い!こうなったら仕方無い。
では猪を英語に訳したらどうだ?
それが付く名前のジャズメンとか居ないか?
早速調べた。
すると英語で猪はBoarと云うらしい…
Antonio Boarwoodとかいうボサノバミュージシャン居ないか?
うーん…居ない。
居たとしてもそんなプロレスラー擬きな奴のアルバムわしゃ持ってない。
最早此処までか…
天は我を見放したかぁ!と諦めかけたが閃いた。
イノシシから下だけ取って獅子としたらどうだ?
そうだ!獅子が付く苗字だ!
思い出せ思い出せぇい!

猪より居ない…
しかし獅子を強引に英語にしLionとしら?
おぉぉおおおおおおお〜!!!
ライオン!
そう考えたら居たぞ居たぞぉ!
ジャズ界の超大物がぁー!!!
かのblue note レーベルの創始者がぁ〜!
アルフレッド・ライオンがぁ!(Alfred Lion)
となればもう後はブルーノートレーベルから何か一枚選べば良いだけ。
しかもブルーノートといえば奴が居るではないか居るではぁ〜。
あの黒人のぉ!
と、云う流れで決まりました。
アルフレッド・ライオンに1番愛されたギタリスト「グラント・グリーン」に。
物凄く強引ですけど。

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Grant Green / The Complete Quartet Whith Sonny Clark (1961〜62)

Grant Green (g)
Sonny Clark (p)
Sam Jones (b)
Art Blakey (ds)
Louis Hayes (ds)

メンバーや収録曲(各々で調べてね)見ても分かるように、
超どストレートな4ビートジャズのアルバムで、
(スタンダードやジャズ曲多し!)
かつて4枚のアルバムとして発売された物を2CDで再発した物です。
詳しくはコレまた各々で調べて欲しいが何故か当時お蔵入りになってて
随分経ってやっとリリース。
その後CD化されたがそれも限定盤故に入手し難かった。
が、今ではこうやってお安く買える。
良い時代になったものだ。
(わしはコレがCD化されるまではグッデンズコーナーと云うLP盤だけ持ってた)
演奏についてはコレはもう何の文句の付けようもなく、
何故お蔵入り?と不思議に思う程に素晴らしい。
てか、ハッキリ言って個人的にはグラントちゃんのアルバムの中でこの一連のアルバムが1番好き。
まさにジャズギターのお手本。
お手本もお手本。度を過ぎたお手本。
お手本のお手本と言える。
お手本のお手本のお手本とも言える。
それどころかお手本のお手本のお手本のお手本…(以下延々と続く)
とにかく。
お手本過ぎて逆にそれが物凄いオリジナリティとなってる。
そんな稀有な存在がグラントちゃんなのだ。
あのスペケスペケ!って云うサウンドと跳ねる様な独特なスイング感。
まぁ〜とんでもないクセ。クセが凄いなんてもんじゃない。
なのに譜面に起こせばお手本の塊。
他のメンバーも物凄い個性派揃いなんだな。
そんな中でわしが好きなのがCD2#1のmoon river 。
上記のグッデンズコーナー収録の曲なんじゃが、
その昔初めて聴いた時はダッサ〜と思ったもんだ。
だが今は最高。
普通ワルツで演る方が多いと思うがここではミディアムの4ビートで演ってんの。
あのパキパキなサウンド、ハネ感で。
もぉ〜マジ最高!大好き!
究極のダサカッコ良さ。
以上!

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コレです。



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抜け感が好き

11-06,2018

ジョンスコ新譜はジョンスコ流ジャズの名盤!

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John Scofield / Combo 66 (2018年録音)

John Scofield (g)
Gerald Clayton (p,org)
Vincent’s Archer (b)
Bill Stewart (ds)

収録曲は全てジョンスコ作。
大雑把に説明すると一時のblue note盤やverve盤の様な
全編4ビート中心のジョンスコ流ジャズで収められたアルバム。
そこにお得意のセカンドラインやオルガンジャズのニュアンスを散りばめてる。
あの辺が好きな人であれば間違いなくハマる。
ポイントはやっぱりジェラルド・クレイトンかな。
ピアノとオルガンを使い分けててそれがいいアクセントになってる。
それで意外とジョンスコと会うのだ。
66歳(タイトルの66は年齢らしいです)になったジョンスコは
良い意味どんどん肩の力が抜けてってる。
昔の鬼のこん棒持って手当たり次第にトンガリ捲ってた頃とは違い
適度な抜け感。
適度なトンガリ。
力抜けてる様に聴かせてながらの注意深く聴くとぶちトンがってると云う瞬間。
この適度感が良いのだ。
このアルバムでいえば#3辺りそうね。
#7なんか聴き様によっちゃグラマビジョン時代を彷彿とさせるよ。
鯔背な#5も良いしジョンスコ流バラードの#8も良い。
#9はあの有名曲がモチーフか?ちょいちょいフレーズに紛れ込ませてるが。
他にも過去作でも聴いた事ある様なジョンスコ節炸裂曲が多い。
が、これはもう御愛顧。
ジョンスコの腹の底、内部から滲み出てるモノなんだから、
ファンならば大いに喜んで浴びる様に聴くべし!聴くべし!聴くべし!
しかし66歳になってのこの演奏力とクリエイティビティ。
只々脱帽。
個人的に本作は新たなジョンスコの代表作となると思っとります。
こうなったらもうコンボ98くらいまで頑張って欲しい。
わしも頑張るでい!

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これです。
日本盤はボートラ付き。



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やらかし

11-05,2018

ロメイン・ピロン(以下ピロンちゃん)の新譜。

2018110509083610e.jpeg

Romain Pilon / Copper (2017年録音)

Romain Pilon (g)
Tony Paeleman (Rhodes,bsyn,key)
Fred Pasqua (ds)
Seamas Blake (ts)1,6,8
Pierre De Bethmann (p) 3,7

収録曲(全8曲)は全てピロンちゃん作。
基本はベースレストリオ(流行ってる!)
それに曲によってテナーかピアノが加わって作られてる。
そんな感じのメンバー構成やYouTubeで動画観て何となく
前作(これ)や前々作(これ)に比べ雰囲気違う感じと予想したが果たしてどうか?
さぁ〜オープナーはシーマス・ブレイク参加の曲。
ミディアムテンポの浮遊感のあるコンテンポラリーな楽曲。
ベースレスとは言ってもキーボードがシンセベースでそこカバーしてるので
ほぼ違和感は無い。
オルガントリオと同じ感覚。
シーマス・ブレイクのソロがカッコいい!
そしてさぁぁああああ!ギターソロォォォオオオオオ〜!!!
と、思ってたら、え?
そのまま終わった…?
わし聴き逃した?と若干戸惑いつつ続く2曲目。これはトリオ演奏だ。
フェンダーローズのイントロから始まる退廃的ムードの8ビートナンバー。
ブリティッシュロックな雰囲気もあるカッコいい曲。
でも結局ギターソロ無し…
結論から書きます。
全8曲中半分の4曲でギターソロ無いです…
あぁ…やっちゃったな…ピロンちゃん…
この男のリーダーアルバム(前作と前々作)ってさぁ、
ゲストにだけソロ取らせてギターソロ無い曲が必ず数曲有るんだけど
それがどんどん増えて今回は半分。
もうねぇ…マジ何考えてんのかね?
わしそれらのレビューでも書いたけど
この男のアルバム買う奴って基本この男のファンの訳じゃない。
てか、それ以前にギターファンじゃない。
それならばやっぱりガッツリギター聴きたいじゃない。
サックスソロのバッキングだけ聴きたい訳じゃないでしょ。
この男の作曲能力のみ確認したい訳じゃ無いじゃない。
しかもわしゃ〜前作のレビューで「1〜2曲ならまだ理解出来るが…」
って書いたよね!
それなのにこの仕打ち…(そもそも読んでないでしょうが)
ピロンちゃんよい。
君のアルバムって決して安くはないんだから、
それでも絶対買っちゃうんだからぁ、
その辺ちゃんと考えてくれんとわしゃマジで困るよ…
次回作はもうトリオでYouTubeに上げてる様な
ジャズチューンやスタンダードだけでガッツリギター聴かせて。
それかギターソロの有る無しをジャケットの目立つ所にちゃんと記入して下さい。
本当にお願いします。

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4ビートは一切無し。
でも極端にエレクトリックな感じもない。
ギターソロ有る曲は基本歪ませてる方が多い。
曲もソロもクソカッコいいから逆に困るんじゃよ。
右はダウンロード版
ファンならばとりあえずは買うしかないです。



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おいそが氏

11-02,2018

こないだ「ある日どこかで」と云う映画についてちょこっと書いたが(これ)
あの美しきテーマ曲を何と渡辺香津美さんがカバーしてるのだ。

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Kazumi Watanabe New Electronic Trio / Mo’Bop Ⅲ (2006年録音)

渡辺香津美 (g)
Richard Bona (b)
Haracio “el Negro” Hernandez (ds)
Cyro Baptista (per) 1,2,7,9

そのブログには書くの忘れてたが、
あのテーマ曲好き過ぎてこのアルバムも即買ったんだった。
それほどあの映画の全てが好きなのだ。
Mo’Bopシリーズ3枚目。申し訳ないがその前2作は持ってません。

香津美さんオリジナルとカバーで全9曲。
他にも大好きなカーラ・ブレイの”Lawns”を演ってるのが嬉しい。
で、肝心の映画のテーマ曲
タイトルは”somewhere in time”
香津美さんは何とまぁ〜大胆にもこの美メロ曲にサンバ調のアレンジを施してるのだ。
3拍子で倍テンのリズムに乗っかって香津美が悠然とテーマを弾く。
これがまたカッコいいから流石なのだ。
しかしね…
若干忙しくも感じる。
とにかくこのメンバー3人は手数が多い。
ひっきりなしに何か弾いてる。
何か一つ言うと10以上帰って来る。
特にサンバ調のこの曲ではパーカッションまで加わって大騒ぎ。
その上テンポの速い曲が多い。
サンバ調も他に2曲程ある。
よって、もう忙しさの極致。
そうねぇ〜例えて言ったら
「あえて師走に開催してるハツカネズミの運動会」
もしくは「大量のミンミンゼミと共に乗る超満員の通勤電車」といった雰囲気かな?
(念の為書いときますが貶してる訳ではない)
だから聴くと若干疲れます。
カッコいいけど。

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これです。



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ギラッド・ヘクセルマンの新譜が良い!

09-25,2018

いやいやいやいやぁ〜これ名盤!
断言します。
わしが断言したところで意味は無いだろうがとりあえずしますよ!

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Gilad Hekselman / Ask For Chaos (2018)

gHEX TRIO (3.6.8.10)
Gilad Hekselman (g)
Rick Rosato (b)
Jonathan Pinson (ds)

ZUPEROCTAVE (2.4.5.7.9)
Gilad Hekselman (g,b)
Aaron Parks (syn,rhodes,p)
Kush Abadey (ds,pads)

2つの形式のトリオで計10曲と言いたいとこじゃが
1曲目はギラッド単独の20秒程のプロローグなんで実質9曲。
ベース入りのオーソドックスなギタートリオが4曲。
もう一つの方が5曲。
ギラッドはJohn Raymondとの一連のアルバムや最近出たWill Vinsonのアルバムなど最近ベースレス尽いてるがもしかしてマイブームなのか?
それともあっち(NY方面)で流行ってるのか?
そういやぁわしゃそれらのアルバムのレビューも一切してないな。
いずれします。
話戻って。
両トリオともに所謂4ビートは一切やってなくて変拍子も数曲ある。
基本ベース入りの方がストレートな演奏で、
アーロンパークスが入ってる方は多重録音やシンセなど
ギターもエフェクターをガッツリ使ってよりエレクトリックな感じかな。
でもどちらも今時なスペーシーで浮遊感のあるコンテンポラリー系ジャズと云う括りになるでしょう。
勿論全曲気に入ったんじゃがとりあえずざっと書いていくとまずは#3ね。
初期のギラッドな感じのちょっとメセニーが書きそうな曲。
(ベース入りトリオ)
空間系のみ効かせたギターサウンドでまぁ〜カッコいいソロを聴かせてくれる。
#6もぶち気に入った。(ベース入りトリオ)
これも若干メセニーチックなブラジリアンテイストのナンバー。
タイトルは”Milton”うん!そだねーって感じ。
クリーントーンでクールでいて躍動感溢れるソロ。
この辺の塩梅がまさに今時のギタリストなんだな。
そこからの流れで#7 (ベースレストリオ)
これまた名曲!
アーロンのピアノソロもギラッドのソロも素晴らしいのだ。
ベースはギラッドが弾いてるのかね?
この2曲の流れはアルバムの中でも特に好き。
順番めちゃくちゃだがYouTubeに動画ある#1や#10もええんじゃよなぁ。
#10はタイトル通り素朴なメロが気持ちいい癒しナンバー。
#1でのアーロンの歪効かせたローズのソロぶちカッコいいのだ。
あっ!#9のギラッドのソロもカッコいいんじゃよなぁー!
ギラッドが弾いてるギターはヴィクターベイリーのフルアコがメイン。
そこに数曲フェンダーのテレキャスって感じかね。
どちらにせよギターは全編たっぷり聴けるし何よりも曲が良いのだ。
(ここ大事!)
ギラッド完全覚醒したんじゃないか。
全ギターファン必聴のアルバムになっとります。
いや出来れば全ジャズファンに聴いて頂きたい。

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これです。(右はダウンロード版)



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