重ねる心理その2

07-11,2017

今回でジャズカテゴリーの記事が丁度300となる。
ブログを初めて4年半でだからペースとしてはかなり遅い。
このブログを観てる人はほぼ居ないので特に問題は無いだろうが、
少しでも皆様の音源購入の参考になればと思ってるので
今後もう少しペースアップを目指したい。

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Jim Hall / Concierto (1975年録音)

Jim Hall (g)
Chet Baker (tp)
Paul Desmond (as)
Roland Hanna (p)
Ron Carter (b)
Steve Gadd (ds)

特に意味は無いが節目の一枚は超メジャー盤にしました。
これも余りのメジャー盤だけに買うのが恥ずかしかったと云う記憶がある。
初めてこれ買った当時はわしもまだ若くイキがってたのだ。
だからウエスの"ロードソング"購入時と同様硬派系ジャズと一緒に購入した。
(何買ったかは忘れた)
エロ本買う時みたいに硬派系の下にこっそり隠してレジに向かった。
しかし今振り返ると一体何が恥ずかしかったのかだ。
何をイキがってたかのか知らんがこんな名盤に対しそんな感情持つ事自体が失礼ってもんだ。
我ながら情け無い。

超メジャーな盤なんでこれまで何度もCD化されてるみたいじゃが
わしが初めてこれ購入したのは勿論LP盤だ。
LPでは両面合わせて4曲しか収録されてないが、(B面はアランフェス1曲だけ)
後年わしが買い直したCDには別テイク合わせて倍以上の9曲も収録されている!
LP持ってる人は多いだろうが買い直さない手はない。

アルバム中ではやっぱりアランフェスが一番人気なんだろうがわしのお気に入りはA面の3曲。
ジムさんオリジナルの2曲も素晴らしいが、
中でも"You'd Be Nice To Come Home To"のソロは白眉だ。
後テーマに戻る前の1コーラスもええんじゃよな。
これは別バージョンも入ってて、そっちもぶちカッコええのでオススメだ。
勿論チェットとデスモンドのプレイも素晴らしい。
そしてガット。
当時ガットの叩く4ビートについては賛否両論あったがこのタイトな4ビート、
非常に良いのだ。クセになる。

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これです。



ラッセルマローン新譜出ます。



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安心安定のおじさん

07-04,2017

何気にコンスタントにアルバムリリースする
ヴィック・ジュリスの前作 (これ)から1年ちょい振りの新譜。
今回も見逃してた。

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Vic Juris / Plays Victor Young (2014年録音)

Vic Juris (g)
Jay Anderson (b)
Anthony Pinciotti (ds)
Kate Baker (vo)#6

タイトル通りヴィクター・ヤングの曲集。
今回も基本王道スタイルながらギタープレイ、ギターサウンド共現代的で実に良い塩梅。
こんな感じのギターアルバム実はあまり無いので有難いのだ。
それにどのアルバムも本当に安定して良いプレイを聴かせてくれる。
レーベル(Steeple Chase)もずっと同じだし。

で、そんなヴィックちゃんの新譜。
今回はどんな内容でしょうか?
先ずアルバム冒頭#1(Love Letters)
続く#2(Street Of Dreams)はギタートリオ。
人気ナンバー#3(Stella By Starlight)はヴィックちゃんも何度もアルバム収録してる。
これは何とドラムとのデュオで。
#4(Johnny Guitar)はステール弦のアコギでトリオ演奏。
#5(A Weaver Of Dreams)はエレクトリックに持ち替えてのトリオ。
ビル・エヴァンスで有名な#6(My Foolish Heart)は女性ヴォーカルとのデュオ。
これもステール弦アコギで。
有名バラードの#7(When I Fall In Love)はエレクトリックのトリオ。
そして#8(Golden Earrings)は3度登場のステール弦アコギで独奏。
#9も有名ナンバー(Beautiful Love)これはベースとのデュオ。
ラストは基本のトリオで(Ghost Of Chance)
とまぁ〜こんな感じで色々と手を替え品を替え聴かせてくれる。
やはり有名作曲家の有名曲集だからな。
「他との違いを出さにゃ〜」と云う事だろう。
でもこれ大正解。
前作に引き続き今作もしっかりとお気に入り認定致します。

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これです。



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若きピーターちゃん

06-10,2017

同じメンバーによる新たなアルバムが20数年振りに発売されると云う事で
今回はこれ。

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Peter Bernstein / Sings Of Life (1994年録音)

Peter Bernstein (g)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Gregory Hutchinson (ds)

ピーター・バーンスタインのアルバムは定期的に聴いてるんじゃがこれは何気に久々だ。
ピーターちゃん2枚目のリーダー作。
ピーターちゃんは1967年生まれらしいので今年50歳。
このアルバム録音時は27歳だ!
よって当たり前じゃが顔が若い。
髪型に時代を感じる。
若干痩せてる。
そしてシャツが凄い派手。如何にも90年代的デザイン。
ジャケ写通りならギターはまだザイドラーではなくギブソンのES-175。
ザイドラーと音は若干違うが余程のギター好きじゃないと分からない位の違い。
既にあのサウンドは出来てるのだ。
名手はどんな楽器使おうと自分のサウンドを出す。
勿論フレージングもそう。
出来上がってる。27にして激渋。ぶちカッコいい。
最新アルバムではほぼピーターちゃんのオリジナルで占められてるみたいだが
このアルバムでは9曲中4曲がスタンダードと云うのも今となっては嬉しい。
(ラストの"My Ideal"はベースとデュオ)
メルドーのソロもたっぷり。
最高のメンバーによる最高のアルバム。
トータルタイム72分29秒の至福。

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これです。



で、これが新譜。



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ギド

06-07,2017

私事ですが昨日誕生日でした。

イタリア人ギタリスト、ギド・ディ・レオネの新譜。(2016年録音)
と、その前にこの人の名前。
以前書いた記事ではグイドと書いたけど(この記事)
どうも正解はギドっぽいので今回はギドでいきます。

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Guide Di Leone / A Lonely Flower For You (to Jim Hall)

Guido Di Leone (g)
Dario Deidda (b)
Giovanni Scasciamacchia (ds)

タイトル通りJim Hallに捧げられたアルバム。
ジム・ホールのオリジナル7曲にスタンダードの"Beautiful Love"
ジョビンの"Por Causa De Voce"そして本人オリジナルが1曲で全10曲。

もう初っ端のビューティフル・ラブで参った。
以前からジムホール直系プラスαの端正なプレイをしてた男じゃが
更に進化しとるじゃないか!
ジャズギター好きが必ずや満足するであろう王道テイストの中にある今っぽさ。
その理由はベースのダリオ・デイッダにもあったのだ。
「クソカッコええじゃんか!」と思いつつ調べてみると
去年急遽カートと一緒にトリオで来日し話題になっとる男であった。
わしは知らんかったが以前からベース好きの間では密かに注目されとったベーシストみたいだ。
エレベとウッドの中間の様な独特のサウンドを出す独特で不思議なベース(実際はエレベ)
これでもってウッドではでない独特のラインを奏でる。
ムードも独特。
この独特尽くしの男がこのアルバムをもう一段階カッコ良くしてる要因なのだ。
で、そこはギドちゃんも分かったもんで、
このアルバムではこの男のソロパートもふんだんに用意されている。
オーソドックスなギタートリオの体でツーフロントの様な形。
双頭リーダーと言っても過言ではないかもしんない程の露出。
よってベース好きも必ずや満足。
書き忘れるとこだったがドラムも地味に良い。
余り出しゃばらないのが良いんだな。
でも実は曲や場面場面でしっかり後ろからプッシュしてる。
こう云う人好き。
次作はこの三人でジムホール所縁のスタンダードばっか集めたアルバム作って欲しい。

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これです。



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イアタリアの男

05-26,2017

フェデリコ・カサグランデの新譜。

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Federico Casagrande / Fast Forward (2016年録音)

Federico Casagrande (g)
Joe Sanders (b)
Ziv Raviz (ds)

前作は変則編成だったんでパスしたが今回は久々のギタートリオ。
(前のトリオ作はこれ)
いきなりアコギで幕を開けるがアコギ弾いてるのは最初と最後だけ。(全9曲)
他はおそらく何時ものテレキャスだと思われる。
そして以外にも案外歪ませてる曲が多いのだ。
てか、歪んでると言っても聞きようによってはクリーンにも聞こえるカート的絶妙な音。
コードを弾いてもグチャっと潰れない品の良い歪みで
こう云う所にもこの人のセンスの良さを感じるんだな。
で、その絶妙サウンドでサムピック&指弾き。
よって出てくるフレーズも非常に独特。
ピック弾きとは明らかに違うフレージングなのだ。
1モチーフを徐々に変化&昇華させていくタイトル曲。
うぅ!ぶちカッコいい!

収録曲は全て本人オリジナル。
ダークで怪しく体温低め。
幻想的で淋しくも美しい。
そこはかとなく漂う緊張感と影に潜む凶暴性。
隠し切れないヨーロッパ感。
変拍子も有りの非4ビートオンリー。
コードアルペジオを挟みこみながのテーマ弾き。
こんな感じ好きな人。
強くオススメします。

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これです。



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