若きピーターちゃん

06-10,2017

同じメンバーによる新たなアルバムが20数年振りに発売されると云う事で
今回はこれ。

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Peter Bernstein / Sings Of Life (1994年録音)

Peter Bernstein (g)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Gregory Hutchinson (ds)

ピーター・バーンスタインのアルバムは定期的に聴いてるんじゃがこれは何気に久々だ。
ピーターちゃん2枚目のリーダー作。
ピーターちゃんは1967年生まれらしいので今年50歳。
このアルバム録音時は27歳だ!
よって当たり前じゃが顔が若い。
髪型に時代を感じる。
若干痩せてる。
そしてシャツが凄い派手。如何にも90年代的デザイン。
ジャケ写通りならギターはまだザイドラーではなくギブソンのES-175。
ザイドラーと音は若干違うが余程のギター好きじゃないと分からない位の違い。
既にあのサウンドは出来てるのだ。
名手はどんな楽器使おうと自分のサウンドを出す。
勿論フレージングもそう。
出来上がってる。27にして激渋。ぶちカッコいい。
最新アルバムではほぼピーターちゃんのオリジナルで占められてるみたいだが
このアルバムでは9曲中4曲がスタンダードと云うのも今となっては嬉しい。
(ラストの"My Ideal"はベースとデュオ)
メルドーのソロもたっぷり。
最高のメンバーによる最高のアルバム。
トータルタイム72分29秒の至福。

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これです。



で、これが新譜。



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ギド

06-07,2017

私事ですが昨日誕生日でした。

イタリア人ギタリスト、ギド・ディ・レオネの新譜。(2016年録音)
と、その前にこの人の名前。
以前書いた記事ではグイドと書いたけど(この記事)
どうも正解はギドっぽいので今回はギドでいきます。

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Guide Di Leone / A Lonely Flower For You (to Jim Hall)

Guido Di Leone (g)
Dario Deidda (b)
Giovanni Scasciamacchia (ds)

タイトル通りJim Hallに捧げられたアルバム。
ジム・ホールのオリジナル7曲にスタンダードの"Beautiful Love"
ジョビンの"Por Causa De Voce"そして本人オリジナルが1曲で全10曲。

もう初っ端のビューティフル・ラブで参った。
以前からジムホール直系プラスαの端正なプレイをしてた男じゃが
更に進化しとるじゃないか!
ジャズギター好きが必ずや満足するであろう王道テイストの中にある今っぽさ。
その理由はベースのダリオ・デイッダにもあったのだ。
「クソカッコええじゃんか!」と思いつつ調べてみると
去年急遽カートと一緒にトリオで来日し話題になっとる男であった。
わしは知らんかったが以前からベース好きの間では密かに注目されとったベーシストみたいだ。
エレベとウッドの中間の様な独特のサウンドを出す独特で不思議なベース(実際はエレベ)
これでもってウッドではでない独特のラインを奏でる。
ムードも独特。
この独特尽くしの男がこのアルバムをもう一段階カッコ良くしてる要因なのだ。
で、そこはギドちゃんも分かったもんで、
このアルバムではこの男のソロパートもふんだんに用意されている。
オーソドックスなギタートリオの体でツーフロントの様な形。
双頭リーダーと言っても過言ではないかもしんない程の露出。
よってベース好きも必ずや満足。
書き忘れるとこだったがドラムも地味に良い。
余り出しゃばらないのが良いんだな。
でも実は曲や場面場面でしっかり後ろからプッシュしてる。
こう云う人好き。
次作はこの三人でジムホール所縁のスタンダードばっか集めたアルバム作って欲しい。

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これです。



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イアタリアの男

05-26,2017

フェデリコ・カサグランデの新譜。

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Federico Casagrande / Fast Forward (2016年録音)

Federico Casagrande (g)
Joe Sanders (b)
Ziv Raviz (ds)

前作は変則編成だったんでパスしたが今回は久々のギタートリオ。
(前のトリオ作はこれ)
いきなりアコギで幕を開けるがアコギ弾いてるのは最初と最後だけ。(全9曲)
他はおそらく何時ものテレキャスだと思われる。
そして以外にも案外歪ませてる曲が多いのだ。
てか、歪んでると言っても聞きようによってはクリーンにも聞こえるカート的絶妙な音。
コードを弾いてもグチャっと潰れない品の良い歪みで
こう云う所にもこの人のセンスの良さを感じるんだな。
で、その絶妙サウンドでサムピック&指弾き。
よって出てくるフレーズも非常に独特。
ピック弾きとは明らかに違うフレージングなのだ。
1モチーフを徐々に変化&昇華させていくタイトル曲。
うぅ!ぶちカッコいい!

収録曲は全て本人オリジナル。
ダークで怪しく体温低め。
幻想的で淋しくも美しい。
そこはかとなく漂う緊張感と影に潜む凶暴性。
隠し切れないヨーロッパ感。
変拍子も有りの非4ビートオンリー。
コードアルペジオを挟みこみながのテーマ弾き。
こんな感じ好きな人。
強くオススメします。

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これです。



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雨だから

05-09,2017

雨なんで今日はデュオ盤を聴きます。
一応恒例なのだ。

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Paul Kogut & Kelly Sill / Peace (2008年録音)

Paul Kogut (g)
Kelly Sill (b)

コガットちゃんのアルバム及び参加作はおそらくこれしか持ってない。
しかしyoutubeに結構動画上がってるんでよく聴いてはいる。
このアルバムはわしの好きなデュオ編成と云うのもあるが、
選曲が気に入って速攻ポチった記憶がある。
割り切り良く全12曲で本人オリジナル一切無し。
センスの良いジャズメンオリジナルにスタンダードだけをズラッと並べる。
これが良いのだ。
例えばね、
有名所でチックの"Windows"やハービーの"Dolphin Dance"
わしの好きな"Falling Grace"も有るし"Beatrice"とかも演ってる。
他はまぁー各々調べて頂くとしてとにかくデュオでは余り演らない様な曲も多く
そんな意味でも非常に楽しめる。
プレイの方はアバクロ的囁き系か。
まぁあ今の所まだあそこ迄の仙人度は無いが
この人もゆくゆくはあんな感じになるんだろう。
ギターはジャケ写からするとマルキオーネのソリッドタイプを使用。
親指メインの右手も本家アバクロと同じ。
ネックを立てて座ってる姿も似てる。
そういやぁアバクロとデュオで"I Hear Rhapsody"演ってる動画もあったな。
貼り付けときます。



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コレです。地味ながらシミジミと来る良盤。



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悩んだ末

05-03,2017

「さぁ!今から何か音楽聴くか!」となって、
ふと「待てよ…うーむ…何聴こうか?」と悩む事がある。
あまりゴリゴリしたジャズは何となくしんどい。
が、軽いスタンダード集と云う感じでもない。
うーむ…とりあえず古いジャズでも無いな。
ではコンテンポラリー系か?と云えばそうでは無く
出来れば気持ちの良い4ビートに身を任せたい。
そんな時わしが選ぶ事が多いのがピーターちゃん(バーンスタイン)のアルバムだ。

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Peter Bernstein / Somethin's Burnin' (1992録音)

Peter Bernstein (g)
Brad Mehldau (p)
John Webber (b)
Jimmy Cobb (ds)

ピーターちゃんのアルバムはどれを取ってもハイクオリティだ。
全く駄作が無い。
一聴するとオーソドックス。でも何処か新しい。
この微妙な感覚が良いんだな。
それに編成も美味しい。
オーソドックスなギタートリオにオルガントリオ、
ワンホーン入りのクインテットやピアノトリオとのカルテット、
オマケにギターデュオにギターソロとバラエティ豊かなのだ。
その日の気分で選べる。
当然全て良い。

今日聴いてるコレはピーターちゃんのデビューアルバム。
メルドー中心のピアノトリオをバックしたカルテット盤。
自身オリジナルが3曲にジャズチューンやスタンダードが5曲。
まだまだ初々しいがあの独特の節回しは既に随所に聴ける。
ギターはまだL-5。
オリジナルのバラード♯2が素晴らしい出来!

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これです。



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