知らんかったで

10-04,2017

1年以上前に出てたウィル・ヴィンソン。

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Will Vinson / Perfectly Out Of Place (2015年録音)

Will Binson (as,ss,cl,fl,syn)
Mike Moreno (g)
Gonzalo Rubalcaba (p,ep,syn)
Matt Penman(b)
Jeff Ballrd (ds)
その他曲によってゲスト

今作はピアノのゴンザロ・ルバルカバのレーベルから。
よってピアノもゴンザロちゃん。
ギターもラーゲからモレノちゃんに変更。
しかし上記の様に曲によっては弦やシンセ、ヴォイスも入るみたいだし、
参加メンバーも多くてモレノちゃんの出番も少ないだろうから
当初買うかどうか悩んだ。
が、大好きなウィルちゃんの作品と云う事でギターの露出は関係無い!
と云う思いから購入するに至ったのだ。
結果それは大正解。
先ずは弦四重奏が入る今までにない作風の1曲目で「おお!」っとくる。
アルバムの導入として効果的なナンバーだ。
そしてそこからはこれまで通りのカッコいいコンテンポラリーナンバーが
「お前こんなん好きなんじゃろ?」とばかりにズラーッと並ぶ。
よって思わず心の中で「そうそう。こんなんが好き!」とにこやかに答えた。
収録曲は全10曲。
おそらく全てウィル・ヴィンソンの作品。
4ビートは無い。
モレノちゃんは7曲に参加。
ソロはそのうち4曲で。
冷静に考えれば少ない。
しかし当初の想像以上に露出あったので嬉しかった。
個人的に気に入ったのは当然のその4曲に#2、再演の名曲#9などかな。
ウィル・ヴィンソン好きならば買いだ。

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これです。



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がっつりモレノ

08-09,2017

一時モレノちゃん参加作を追いかけてた時かなり気に入ってたアルバムを
久々に引っ張り出してきた。

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Brian Patneaude / Riverview (2008年録音)

Brian Patneaude (ts)
Mike Moreno (g)
Jesse Chandler (org)
Danny Whelchel (ds)

所謂今時なコンテンポラリー系ジャズだけど
ギター入りオルガントリオとテナーのカルテットと云う編成が珍しく面白いのだ。
ファンキージャズなんかじゃよくあるがこう云うジャズではほぼお目にかかった事は無い。
これだけでも聴く価値は充分あるがリリースから数年経った今聴いても新鮮。
曲は全8曲中6曲が本人オリジナル。
他はスタンダードの"Chelsea Bridge"に
マイケル・ブレッカーのファーストに収録されてた
ドン・グロルニック作の名曲"The Cost Of Living"
本人のプレイもブレッカー直系だ。
オリジナルはこれ系ジャズの中では比較的聴きやすいメロを持つものが多いかな。
普通のジャズファンにも受け入れ易そう。
カバー2曲も変に凝ったアレンジを施す事なくストレートな演奏で好感が持てる。
ギターファン期待のモレノちゃんは全曲参加でソロも7曲で大フューチャー。
上記のグロルニック作ナンバーで歌いまくる極上ソロをとってる。
ギターはまだ335。
ジワジワ浮遊するオルガンと地味なドラムも良い味出して好バックアップ。
オススメです。

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これです。(右はダウンロード版)



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拝借するぞ

07-27,2017

この間のライブでも演奏したんじゃが"Invitation"と云う曲が好きだ。
スローからアップテンポまでどんなテンポでも良いし、
ボサノバから4ビートまでどんなリズムで演ってもカッコいい。
難曲じゃがコード進行もアドリブする上で凄く面白い。
しかもギターデュオからジャコの様なビッグバンドまでどんな編成でもキマる。
えぇ〜、食材に例えると何かな?
大根とか?ちょっと地味か?
でも大根って煮ても炊いても焼いてもいけるし、
更には生で擦りおろしたって刺身のツマだっていけるじゃん。
うーむ…イマイチ説得力に欠けるが、
まぁ〜とにかくどんな風に料理しても美味しい曲なのだ。
そんな訳で当然名演も多いが、このアルバムのバージョンは特に好き。

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Ralph Bowen / Soul Proprietor (2001年録音)

Ralph Bowen (ts)
John Swana (tp)
Peter Bernstein (g)
Sam Yahel (org)
Brian Blade (ds)

テンポは比較的遅め。
浮遊感のあるラテンフィールのテーマ部。
2管で奏でるテーマに絡むギター、怪しくモーダルなオルガン。
そのままの雰囲気を維持したままソロはテナーからペット。
両者ともグイグイとアグレッシブに攻めてくる。
そしてソロ3番手でギターのピーターちゃんが登場。
ここでそれまでのムードからスッと倍テンの4ビートに変わるのだ。
ここっ!
ここがもぉ〜鳥肌立つ程カッコいい!
メンバーのアイコンタクトが目に浮かぶ。
自慢じゃないが何度も何度も聴いてるのにその都度ここで鳥肌立ててるのだ、わしゃ〜。
で、ピーターちゃん節てんこ盛りの極上ソロから元のリズムに戻ってエンディング。
いやいやいやいやぁー毎度の事ながら参った!これぞ新生ハードバップ!
今度自分のライブでこの曲を演る時は忘れずに絶対このパターン拝借しよ。

その他ラルフちゃんオリジナル(5曲)もどストライクなハードバップナンバー。
管が2人居るんだからこうじゃないとな。
スタンダードの"My Ideal"も素晴らしい。
ジョーヘンの"Inner Urge"のハードボイルド感もたまんねっす。
ラストの"Peace"(テナーソロ)を除き勿論全曲ピーターちゃん大フューチャー。
バップってるピーターちゃん最高!

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続編なのです

06-20,2017

ダイナ・ステファンスの新譜は2014年末にリリースされた"Peace"
(この記事参照)の続編的アルバム。

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Dayna Stephens / Gratitude (2017)

Dayna Stephens (ts,bs,ewi)
Julian Lage (g)
Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Eric Harland (ds)

今作も"Peace"もレコーディング日がクレジットされてないので
真相は定かでないがおそらく同じ日に録音されたと思われる。(完全に感だけど)
よってこれも同じくバラードアルバム。
前作はバラードアルバムにしては予想以上にギターの露出が多く
わし的に嬉しかった。
が、今作はある意味予想通り。
前作よりは露出控えめだ。
全9曲の内ジュリアンちゃん参加は5曲でソロは3曲。
バラードアルバムなんだからこんなもんだろう。
しかし前作同様ギター好きならばジュリアンちゃんプレイには惚れ惚れするのは間違い。
引き出し多過ぎのジュリアンちゃん。
バラードバッキングでこれだけ聴かせるのは反則級だ。

収録曲は前作の方がポピュラーかな。
今作はアーロン・パークスやメセニー、レベッカ・マーチン等意外性のある選曲が目立つ。
ジュリアンちゃんのオリジナルも1曲。
よって正確に言うとコルトレーンのバラッドの様なベタなバラードアルバじゃないんだな。
バラエティ豊かなスローテンポの曲を集めたアルバムと云う感じ。
ジュリアンちゃん不参加の曲でもメルドーがカッコいいので満足感は非常に高い。
オススメします。

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超久々に聴いた

03-01,2017

ベン・モンダー参加の2004年盤。

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Joshua Douglas Smith / Unstuck In Time (2004年録音)

Joshua Douglas Smith (ts ss)
Ben Monder (g)
Ron McClure (b)
Billy Hart (ds)

ジョシュア・ダグラス・スミス本人のオリジナルが4曲に
スタンダードの"I'll Be Seeing You" "Like Someone In Love"
エリントンの"African Flower"そしてショーターの"Toy Tune"で全8曲。
リーダー自体はまだまだ地味な存在じゃが
実はコンテンポラリージャズギターファンにとっては非常に貴重な名盤なのだ。
と云うのもスタンダード系は勿論の事、
オリジナルの方も4ビート中心、ウォーキングベースぶんぶんの
比較的オーソドックス(と言いつつ新しい感覚だけど)なジャズばかりなのだ。
そんなアルバムにあのベンちゃんが全曲参加。
これを貴重と言わずして何を貴重と言うのか!
と、興奮気味に宣言したが、しかしそこはやっぱりベンちゃんだ。
ユニークかつ独創的なコードワークで一気に一筋縄ではいかんムードを演出する。
聴き慣れたスタンダードも何処か違う。普通なのになんかどっか違う。
ベンちゃんの世界が広がる。
ピアノが居ないから余計ベンちゃんが全てを支配してんのだ。
勿論ソロの方も全曲とってます。
単純にアウトと言い切れない不安定かつ中毒性の高いプレイ。
独特な緊張感が堪らん。
このスタイルでスタンダード演られると余計そう感じるのだ。
兎に角全曲カッコいいプレイを聴かせてくれるが、
とりあえずベンちゃんのベストプレイをあげときます。
オリジナルのタイトル曲に3曲目のスローナンバー。
更にスタンダードの"Like Someone In Love"辺りかな。
なんにせよギターファン必聴。

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