超久々に聴いた

03-01,2017

ベン・モンダー参加の2004年盤。

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Joshua Douglas Smith / Unstuck In Time (2004年録音)

Joshua Douglas Smith (ts ss)
Ben Monder (g)
Ron McClure (b)
Billy Hart (ds)

ジョシュア・ダグラス・スミス本人のオリジナルが4曲に
スタンダードの"I'll Be Seeing You" "Like Someone In Love"
エリントンの"African Flower"そしてショーターの"Toy Tune"で全8曲。
リーダー自体はまだまだ地味な存在じゃが
実はコンテンポラリージャズギターファンにとっては非常に貴重な名盤なのだ。
と云うのもスタンダード系は勿論の事、
オリジナルの方も4ビート中心、ウォーキングベースぶんぶんの
比較的オーソドックス(と言いつつ新しい感覚だけど)なジャズばかりなのだ。
そんなアルバムにあのベンちゃんが全曲参加。
これを貴重と言わずして何を貴重と言うのか!
と、興奮気味に宣言したが、しかしそこはやっぱりベンちゃんだ。
ユニークかつ独創的なコードワークで一気に一筋縄ではいかんムードを演出する。
聴き慣れたスタンダードも何処か違う。普通なのになんかどっか違う。
ベンちゃんの世界が広がる。
ピアノが居ないから余計ベンちゃんが全てを支配してんのだ。
勿論ソロの方も全曲とってます。
単純にアウトと言い切れない不安定かつ中毒性の高いプレイ。
独特な緊張感が堪らん。
このスタイルでスタンダード演られると余計そう感じるのだ。
兎に角全曲カッコいいプレイを聴かせてくれるが、
とりあえずベンちゃんのベストプレイをあげときます。
オリジナルのタイトル曲に3曲目のスローナンバー。
更にスタンダードの"Like Someone In Love"辺りかな。
なんにせよギターファン必聴。

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これです。



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このジャケ嫌い

02-16,2017

しかしいつも思うがこの一連のヴィーナス盤のジャケット如何にかならんか。
カッコいいとも思えんし売り上げアップに繋がるとも思えん。
ホントどう考えてもこれによってジャズ好きでも無いオッサンがスケベ心抱いて
「よっしゃ!一丁買ってみるか!」ってなるとは思えんでしょ?
それともただ単に担当者の趣味か。

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Grant Stewart / Plays Jazz Ballads (2009年録音)

Grant Stewart (ts)
David Hazeltine (p)
Peter Bernstein (g)
Peter Washington (b)
Phil Stewart (ds)

例によって寺島靖国氏の偏見に満ちた微笑ましいライナー付いてます。

わしは当然ジャケ写に惹かれた訳じゃなく、
ギターのピーターちゃん参加が決め手で購入したんじゃが、
実はグラント・スチュワートも大好き。
でも当初ピアノ入りクインテットのバラードアルバムなんで購入を躊躇ったのだ。
「実はピーターちゃん1〜2曲しか参加してないんじゃないか?」
「全曲参加しててもソロは無いとか」と思って。
しかし予想はいい意味で裏切られた。
流石にピアノ入りのバラード演奏なんでバッキングの方は控え目。
でもソロは全8曲中6曲でとってる。
短いながらもそのどれもが秀逸!
良かった良かった。

しかしね、
本来ならばこういった情報はジャケットにしっかり明記して頂きたいんだな。
でも中々そう云うアルバムは無い。
それどころか参加曲すら書いてないアルバムがある。
買ってみるとお目当のミュージシャンの参加は1曲のみとか平気であるのだ。
よって今後もわしが聴いたアルバムに関してはこの辺りキッチリ書いていきます。
そんな訳でピーターちゃんファンでも案外このアルバムをスルーしてる人多いと思いますが
これは結構満足出来るんで是非一度聴いて下さい。
ヴィーナスなんであえてスルーしてるって人は無視して下さい。

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これです。



読んでみたい本。





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又もお得感に包まれて

12-14,2016

ぼちぼちではあるがようやっとブルーノートの人気盤入りお得ボックスが出始めた。
で、早速ジョーヘンのを買ってみた。
因みにダブり無く全て持って無かったのでお得感も倍増だ。

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Our Thing 、 In'n Out 、 Inner Urge
The State Of The Tenor vol,1 、The State Of The Tenor vol,2
上記のこの5枚が厚手の箱に収まってます。(写真左上)
解説の類は一切無し。
オリジナルジャケットを縮尺しただけなんで、
老眼の方はジャケ裏の英文は拡大鏡無いと読めない。
でも、このオリジナルをそのまんま縮尺と云うのはわしの好きなパターンなんで、
これで良し!
内容についてはどれも説明不要でしょう。
と言いつつ実はサックストリオ(テナー、ベース、ドラム)の2枚は初めて聴いたんじゃが、
これ実にカッコええですなぁ!
このボックスセット買ってなきゃ一生聴かずにおったかもしれん。
ほんに良かった。

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今日はこってり

10-06,2016

特濃こってり系ジャズが聴きたくなったんで今日はこれ引っ張り出して来た。

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Chris Potter / Vertigo (1998年録音)

Chris Potter (ts,ss,bcl,p)
Kurt Rosenwinkel (g)
Scott Colley (b)
Billy Drummond (ds)
Joe Lovano (ts) 3,6&8

なんとクリス・ポッター&カートの共演。今ではかなり貴重だ。
冒頭に書いたように皆が皆"こてぇ〜っと"ソロかましてくるんで、
小洒落たピアノトリオ的なのが好きな方は買わない方が無難なヤツ。

収録曲は全9曲。
全てポッターちゃんオリジナル。
ポッターちゃんは当然カッコいいし、
これまた貴重なジョー・ロバーノとの共演も3曲も有るんでサックスファンは間違いなく買って損なし。
よってこのブログではいつもの様にギターファンが気になるカートの露出について書いていきます。
えぇ〜結論から先に書くとカート大活躍。
9曲中8曲参加。うち6曲でアドリブとっている。
この当時まだカートは28歳だが既に貫禄のプレイ。
プレイもサウンドも出来上がってる。
が、曲調やポッターちゃんの影響も受けてか
いつもよりアバンギャルドなアプローチも多い気がする。
でもどんなにドロドロしてもどこか洗礼されてるのがカートなのだ。
(ポッターちゃんもそう)
この辺りの感性がホント好き。
そんな訳でソロ以外バッキングプレイも面白いのでそこも注目して頂きたい。
曲は案外4ビートも多い。(3曲)
6曲目のロバーノ入りの曲などはストレートなジャズでぶりカッコいいし、
何気にメロウな7曲目も物凄くええのだ。短いがカートのソロもいい!
カートファンマストの作品。

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円熟な2人

08-10,2016

フィル・ウッズとヴィック・ジュリスのデュオ作。
おそらくコレがフィル・ウッズの遺作になるんじゃなかろうか?
違ってたらすみません。

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Phil Woods & Vic Juris / Song One (2014年録音)

Phil Woods (as)
Vic Juris (g)

鳥越俊太郎風に説明すると
「サラッと聴くもよし」「じっくり聴き込むもよし」といった感じでしょうか!
収録曲は全て歌モノスタンダード。(全12曲)
それらを奇をてらう事無くサラリとオーソドックスに演奏。
各曲の演奏サイズも長くもなく短くもなく丁度良い。
読書のBGMとしてもお昼寝のお伴としても申し分なし!
アルトとギターのデュオなんて地味過ぎて普通のジャズファンには敬遠されそうだが
非常に聴き易く案外一般リスナーに受けそう。
よって小洒落たカフェのBGMでもOK。
しかしそんな聴き易さだけで終わらないのがこのアルバムの良いとこなのだ。
ギターファン目線、とりわけ御自分で演奏もされてる方にとっては
じっくり聴けば聴く程はまり込み事請け合いのアルバムだ。
コードワーク…まぁ要するにギター1本での伴奏の妙。
更にギターソロ時でのコード感溢れるアプローチの数々。
(そこでは当然ながらもギターのみになってしまう)
ジョー・パスとはまた一味違うコンテンポラリーなフレージングやコンピング。
イントロ、エンディングやアレンジのアイデア。
円熟味溢れるムード。
心の底から魅了される。
触った事もない楽器の事を偉そうに書くのもなんだが
勿論フィルさんのアルトも気持ちの良い音域でのびのびと歌い上げる。
アルトやギターファンだけのアルバムにしとくのは勿体無い!
是非御一聴を。

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コレです。



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