ギリシャの人パート2

06-09,2017

前作がかなり気に入ったのでこれも引き続き購入。
ペトロス・クランパニスの新譜。今回はライブアルバム。
(前作はこれです)

201706091546154e3.jpg

Petros Klampanis / Chroma (2015年録音)

Petros Klampanis (b)
Gilad Hekselman (g)
Shai Maestro (p)
John Hadfield (ds,per)
Keita Ogawa (per)
(弦の方々は割愛します)

ピアノが新進気鋭のシャイ・マエストロに変わり、
新たに日本人らしきパーカッションも加わる。
弦もヴァイオリンが2名増えて計8人体制。
と、メンバーに若干の変化はあるがサウンド的には前作から同じ流れできとります。
ギリシャ人らしい旋律を持った変拍子多めの非4ビートなオリジナル。
ストリングスの音色が緊張感を高め、アドリブの中心はシャイちゃん&ギラッド。
弦が入っていようと決して甘くなる事はないしソロ取ったりもしない。
オリジナリティ溢れるコンテンポラリーなジャズ。

次曲へのイントロ扱いの1分ちょっとの曲を入れて収録曲は全7曲。(よって実質6曲)
ジャケットにはトータルタイム51分49秒と書いてあるが実際は44分32秒。
ちょっと短く感じるがギラッドのソロはたっぷり聴ける。
1曲で歪みを使い、後は空間系エフェクトを深めにかけたクリーンで。
わし的ベストなソロは5曲目かな。カッコいいです。
前作同様気に入った。
が、個性的なサウンドなだけに余り同じ様な感じでいくとマンネリ化しそうだ。
次作はどうする?
もう一枚位このままいくか?それとも変わるか?
オリジナル曲の作風が結構好きなんで非常に気になるとこだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これです。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。

ハーモニカのおじさん

09-03,2016

トゥーツ・シールマンスも亡くなったなぁ。

20160903033728e82.jpeg

Jaco Pastrius / Live In Japan '82 (1982録音)
(ビッグバンドなんでメンバー名は省略)

いきなりトゥーツのリーダーアルバムでなく申し訳無いが
個人的にトゥーツと言えば真っ先に思い出すのはこれなのだ。
1982年日本で行われた「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」での実況盤。
よってこいつが初めて発売された時は当然LP。
それも「Twins Ⅰ」「Twins Ⅱ」と云うタイトルで2枚に分かれ発売された。
写真は後に2inn1でCD化された物のジャケット。

高校生の時このライブがテレビで放送されて度肝を抜いた。
ジャコやランディ、ボブ・ミンツァーは当然凄かったが、
実は一番ビックリしたのがトゥーツのハーモニカと
オセロ・モリノウのスティールドラムなのだ。
わしゃその時初めてトゥーツ観たんで
ハーモニカでこんな素晴らしいプレイする人居たんだと心底感動したのを思い出す。
もう見た目は只のハーモニカ持った近所のおじさんって感じだったから。
それがアレですから。
"Three Views Of A Secret"や"Sophisticated Lady"なんて何度聴いてもトリハダもんだ。
ホント恥ずかしながら当時のわしはハーモニカなんて
幼稚園児や小学生が吹くもんだくらいの認識だったけんね。
それ以降認識改めました。

LPを買ったのは当時一緒にバンドしてたベースのO。
オープニング"Invitation"のベース聴いてこいつもやっぱりトリハダたてとったな。
あとやっぱり "The Chicken"ね。
思うにジャズベース(機種名ではない)弾いてるヤツで
このベースラインコピーしてないヤツっていないんじゃなかろうか。
わしでも弾けるで。

トゥーツは享年94。
大往生といっていいのかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これです。



DVDも出てる。わしがテレビで観たやつだろうな。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。

ふーむ…な盤

06-28,2016

久々のディスクレビュー。

20160628033042238.jpeg

Boris Kozlov / Conversations At The Well (2016年録音)

Boris Kozlov (b)
David Gilmore (g)
Rudy Royston (ds)

当然ギターのデビッド・ギルモアちゃん目当てで購入。
しかもシンプルなギタートリオだ。
期待せずにはいられない。

内容はギルモアちゃん一人をフロントに置いてる事もあり
変拍子バリバリのオリジナルメインと思いきや、
予想に反してジャズメンオリジナルがメイン。(1曲のみ3人共作)
で、この選曲がごっつ渋いので面倒臭いけど記しときます。

1 Five (Bill Evans)
2 Conversation (Ch.Mingus)
3 Orbits (W.Shorter)
4 Semblance (K.Jarrett)
5 Prelude Kiss (D.Elington)
6 Eye Of Hurricane (H.Hancock)
7 Layin Genetics (O.Coleman)
8 Headless Blues (これが3人共作)
9 Pannonica (Th.Monk)

こんな感じ。

出てくる音も予想外。
変拍子バリバリほぼ無し。
4ビート中心。
勿論このメンツなんで現代的では有るんじゃが基本普通にジャズしてます。
コンテンポラリーなモダンジャズ。
しかしこれはわしにとって非常に嬉しい誤算であったのだ!
このフォーマット(ジャズチューンを4ビート)で
ジャジーに変態的に弾きまくるギルモアちゃんは超貴重だ。
スウィンギーなウォーキングベースに乗ってさり気なくハイパーフレーズを弾き倒す。
うぅぅ…カッコいい…
コレコレ、コレなんじゃよ!
わしゃ実はこう云うのを待ってたのだ。
これならば自分の演奏にも大いに参考になる。
参考になったからってこんなカッコいい事出来はしないが
「ふーむ…なるほど…」と思えなくもない。
なんとなくじゃがそんな気がする。
(あくまでも"気"だけ)
それが変拍子バリバリのオリジナルばかりじゃ参考になりずらい。
そんなの自分じゃほぼ演らんし。
よっていつものギルモアちゃんならば「スゲーな」で終わってるところが、
これならば「ふーむ…」となる。
「ふーむ…」となったからって何の意味も無いが、
まぁ〜そうなる。
あやふやじゃがわし的にそこ大事。
因みにベーシストリーダーなんでしっかりベースソロも多し。
(テーマとってる曲も数曲)
更に案外ドラムも大活躍。
そんな盤。
全ジャズギターファンにオススメ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これです。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。

ギリシャの人

03-11,2016

少し前にくそカッコいい"チュニジアの夜"の動画を貼った
ギリシャ人ベーシスト、ペトロス・クランパニスのセカンドアルバム。

20160311092617f8d.jpeg

Petros Klampanis / Minor Dispute (2013-14録音)

Petros Klampanis (b)
Gilad Hekselman (g)
Jean-Michel Pilc (p)
John Haffielb (ds,per)

動画ではギターフロントのトリオだったが
ここではそのトリオにピアノが加わりカルテットがメイン。
更にヴァイオリン×2、ヴィオラ×2、チェロ×2が加わる計10人の大所帯。
(失礼ながら弦の人達の名前は割愛させて頂きます)
正直わしは当初このストリングス6人参加は「微妙だな」と思っておった。
「甘くなり過ぎるんじゃないか」
「変にゲージツしてんじゃないか」
とマイナス思考で勘繰っておった。
しかし中々どうしてコレが劇的な効果を生み出しているではないか!
コレは有りだ。
全然有りだ!

収録曲は本人のオリジナルが4、ギラッド作が1、ジョビンの"Luiza"
ギリシャのトラディショナルが1で全7曲。
ギリシャ、イスラエル人がメインなんで音の方もそんな感じ。
肌寒いような薄暗いようなムード、マイナーキーメイン。
更に弦の効果もあってかアルバム通して現代音楽的ムードもある。
1曲目からまさにそうでヨーロッパ、及び中東のムードも漂う哀愁美メロ曲。
しかししっかり現代的ジャズなムードもある。
そしてやはりストリングスの旋律が効果絶大。
これが入ると一気に雰囲気が変わるのだ。
中盤ベースのリフからのギラッドの乱反射的ギターソロが何とも言えずカッコいい!
2曲目も基本そんな感じだがこれは少しスパニッシュなムードもある。
まぁどちらにせよヨーロッパなんだけど。
ギラッドソロ有り。
3曲目はギラッド参加してるがギターソロ無し。
しかしピルクちゃんの素晴らしいピアノソロが聴ける。
4曲目がギラッド作。
これまた如何にもギラッドなコンテンポラリーかつ中東な曲調。
うん、やっぱストリングスいいよ。
勿論ギラッドのカッコいいソロ有り。
5はギターソロ無し。
ギターはテーマのみ。
ここもストリングスが劇的に盛り上げる。
6がブラジル人ジョビンの曲。
しかしヨーロッパなムードのこの中にあってもこの曲は全く違和感無し。
それどころか逆にぴったり。
このアルバムのムードが分かって頂けるでしょうか。
ギラッドの美しいソロ有り。
7はギリシャトラディショナル。
トラディショナルと云うよりコンテンポラリーナンバーと云った感じのアレンジ。
ギラッドソロ有り。

ベーシストがリーダーだが、
アルバム全体通して演奏の方のメインはギラッド。
曲もいい。
ギラッドファンは買って損無しの名盤。
オススメします!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コレです。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。

ペトロスちゃん

01-31,2016

このチュニジアめちゃくちゃカッコいい。
ギリシャ人ベーシストPetros Klampanisのトリオ。
ギターはGilad Hekselman!



何気に凄いタイム感。
素晴らしい!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メセニー参加のLogan Richardsonのアルバム。
若干安い輸入盤が出ます。



いつも読んで下さってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしてます。