ハーモニカのおじさん

09-03,2016

トゥーツ・シールマンスも亡くなったなぁ。

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Jaco Pastrius / Live In Japan '82 (1982録音)
(ビッグバンドなんでメンバー名は省略)

いきなりトゥーツのリーダーアルバムでなく申し訳無いが
個人的にトゥーツと言えば真っ先に思い出すのはこれなのだ。
1982年日本で行われた「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」での実況盤。
よってこいつが初めて発売された時は当然LP。
それも「Twins Ⅰ」「Twins Ⅱ」と云うタイトルで2枚に分かれ発売された。
写真は後に2inn1でCD化された物のジャケット。

高校生の時このライブがテレビで放送されて度肝を抜いた。
ジャコやランディ、ボブ・ミンツァーは当然凄かったが、
実は一番ビックリしたのがトゥーツのハーモニカと
オセロ・モリノウのスティールドラムなのだ。
わしゃその時初めてトゥーツ観たんで
ハーモニカでこんな素晴らしいプレイする人居たんだと心底感動したのを思い出す。
もう見た目は只のハーモニカ持った近所のおじさんって感じだったから。
それがアレですから。
"Three Views Of A Secret"や"Sophisticated Lady"なんて何度聴いてもトリハダもんだ。
ホント恥ずかしながら当時のわしはハーモニカなんて
幼稚園児や小学生が吹くもんだくらいの認識だったけんね。
それ以降認識改めました。

LPを買ったのは当時一緒にバンドしてたベースのO。
オープニング"Invitation"のベース聴いてこいつもやっぱりトリハダたてとったな。
あとやっぱり "The Chicken"ね。
思うにジャズベース(機種名ではない)弾いてるヤツで
このベースラインコピーしてないヤツっていないんじゃなかろうか。
わしでも弾けるで。

トゥーツは享年94。
大往生といっていいのかな。

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これです。



DVDも出てる。わしがテレビで観たやつだろうな。



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ふーむ…な盤

06-28,2016

久々のディスクレビュー。

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Boris Kozlov / Conversations At The Well (2016年録音)

Boris Kozlov (b)
David Gilmore (g)
Rudy Royston (ds)

当然ギターのデビッド・ギルモアちゃん目当てで購入。
しかもシンプルなギタートリオだ。
期待せずにはいられない。

内容はギルモアちゃん一人をフロントに置いてる事もあり
変拍子バリバリのオリジナルメインと思いきや、
予想に反してジャズメンオリジナルがメイン。(1曲のみ3人共作)
で、この選曲がごっつ渋いので面倒臭いけど記しときます。

1 Five (Bill Evans)
2 Conversation (Ch.Mingus)
3 Orbits (W.Shorter)
4 Semblance (K.Jarrett)
5 Prelude Kiss (D.Elington)
6 Eye Of Hurricane (H.Hancock)
7 Layin Genetics (O.Coleman)
8 Headless Blues (これが3人共作)
9 Pannonica (Th.Monk)

こんな感じ。

出てくる音も予想外。
変拍子バリバリほぼ無し。
4ビート中心。
勿論このメンツなんで現代的では有るんじゃが基本普通にジャズしてます。
コンテンポラリーなモダンジャズ。
しかしこれはわしにとって非常に嬉しい誤算であったのだ!
このフォーマット(ジャズチューンを4ビート)で
ジャジーに変態的に弾きまくるギルモアちゃんは超貴重だ。
スウィンギーなウォーキングベースに乗ってさり気なくハイパーフレーズを弾き倒す。
うぅぅ…カッコいい…
コレコレ、コレなんじゃよ!
わしゃ実はこう云うのを待ってたのだ。
これならば自分の演奏にも大いに参考になる。
参考になったからってこんなカッコいい事出来はしないが
「ふーむ…なるほど…」と思えなくもない。
なんとなくじゃがそんな気がする。
(あくまでも"気"だけ)
それが変拍子バリバリのオリジナルばかりじゃ参考になりずらい。
そんなの自分じゃほぼ演らんし。
よっていつものギルモアちゃんならば「スゲーな」で終わってるところが、
これならば「ふーむ…」となる。
「ふーむ…」となったからって何の意味も無いが、
まぁ〜そうなる。
あやふやじゃがわし的にそこ大事。
因みにベーシストリーダーなんでしっかりベースソロも多し。
(テーマとってる曲も数曲)
更に案外ドラムも大活躍。
そんな盤。
全ジャズギターファンにオススメ。

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これです。



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ギリシャの人

03-11,2016

少し前にくそカッコいい"チュニジアの夜"の動画を貼った
ギリシャ人ベーシスト、ペトロス・クランパニスのセカンドアルバム。

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Petros Klampanis / Minor Dispute (2013-14録音)

Petros Klampanis (b)
Gilad Hekselman (g)
Jean-Michel Pilc (p)
John Haffielb (ds,per)

動画ではギターフロントのトリオだったが
ここではそのトリオにピアノが加わりカルテットがメイン。
更にヴァイオリン×2、ヴィオラ×2、チェロ×2が加わる計10人の大所帯。
(失礼ながら弦の人達の名前は割愛させて頂きます)
正直わしは当初このストリングス6人参加は「微妙だな」と思っておった。
「甘くなり過ぎるんじゃないか」
「変にゲージツしてんじゃないか」
とマイナス思考で勘繰っておった。
しかし中々どうしてコレが劇的な効果を生み出しているではないか!
コレは有りだ。
全然有りだ!

収録曲は本人のオリジナルが4、ギラッド作が1、ジョビンの"Luiza"
ギリシャのトラディショナルが1で全7曲。
ギリシャ、イスラエル人がメインなんで音の方もそんな感じ。
肌寒いような薄暗いようなムード、マイナーキーメイン。
更に弦の効果もあってかアルバム通して現代音楽的ムードもある。
1曲目からまさにそうでヨーロッパ、及び中東のムードも漂う哀愁美メロ曲。
しかししっかり現代的ジャズなムードもある。
そしてやはりストリングスの旋律が効果絶大。
これが入ると一気に雰囲気が変わるのだ。
中盤ベースのリフからのギラッドの乱反射的ギターソロが何とも言えずカッコいい!
2曲目も基本そんな感じだがこれは少しスパニッシュなムードもある。
まぁどちらにせよヨーロッパなんだけど。
ギラッドソロ有り。
3曲目はギラッド参加してるがギターソロ無し。
しかしピルクちゃんの素晴らしいピアノソロが聴ける。
4曲目がギラッド作。
これまた如何にもギラッドなコンテンポラリーかつ中東な曲調。
うん、やっぱストリングスいいよ。
勿論ギラッドのカッコいいソロ有り。
5はギターソロ無し。
ギターはテーマのみ。
ここもストリングスが劇的に盛り上げる。
6がブラジル人ジョビンの曲。
しかしヨーロッパなムードのこの中にあってもこの曲は全く違和感無し。
それどころか逆にぴったり。
このアルバムのムードが分かって頂けるでしょうか。
ギラッドの美しいソロ有り。
7はギリシャトラディショナル。
トラディショナルと云うよりコンテンポラリーナンバーと云った感じのアレンジ。
ギラッドソロ有り。

ベーシストがリーダーだが、
アルバム全体通して演奏の方のメインはギラッド。
曲もいい。
ギラッドファンは買って損無しの名盤。
オススメします!

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コレです。



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ペトロスちゃん

01-31,2016

このチュニジアめちゃくちゃカッコいい。
ギリシャ人ベーシストPetros Klampanisのトリオ。
ギターはGilad Hekselman!



何気に凄いタイム感。
素晴らしい!

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メセニー参加のLogan Richardsonのアルバム。
若干安い輸入盤が出ます。



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夏なアルバム

08-28,2015

最近ウチの裏に新築の家が同時に数件建ちました。
でまぁ、どうやらその全ての家に子供が居るみたいで、
このクソ暑いのに毎日大量の子供が外でワーワー遊んどる。
狂っとる。
まぁ昔はわしもそうだったんだけど。(今は完全なインドア派。特に夏は)
そんな訳で本日は「夏がくぅーれば思い出すぅ」なアルバムです。

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Marc Johnson / The Sound Of Summer Running

Marc Johnson (b)
Bill Frisell (g)
Pat Metheny (g)
Joey Baron (ds)

爽やかな青空の下で遊んでる子供のジャケットが秀逸です。
これだけでもう名作入り決定。
音もまさにそんな感じ。
青空が似合う夏が似合う。
ジャズ要素、カントリー要素、フォーク要素、ブルース要素、
サーフロックの様な曲だって有る。
言ってみればごった煮的アメリカンミュージック。
爽やかと云うか牧歌的と云うかとにかく気持ちいい音楽です。
しかも、ちゃんとメセニー&フリゼルちゃんのインプロビゼーションも楽しめるし。
バシッと「アウトドアでこそ楽しめる!」と言いたいところですが、
わし的にはクソ暑い外で聴くより
クーラーガンガンに効かせた車で聴きたいアルバム。

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コレです。



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