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言っておきたい

10-17,2019

ジミー・コブ爺さんの新譜は当然ピーター・バーンスタイン参加。
よって当然購入。
ちなみに前作はコレ。

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Jimmy Cobb / This I Dig Of You (2019年録音)

Peter Bernstein (g)
Harold Mabern (p)
John Webber (b)
Jimmy Cobb (ds)

収録曲は全10曲。
前作同様2曲のオリジナル(ピーターちゃん&メイバーン作)以外は
有名スタンダードとバップチューン(モブレーやデクスター、ウエス等)
メンバー編成からして当たり前かもしれんが、
全曲テーマもギターがメインで担当してるし
もう殆ど「ピーターちゃんのリーダーアルバム!」
と言って差し支え無いアルバムだ。
よって
「たっぷりとピーターちゃんの王道プレイを楽しめる」
「あぁ〜良かった良かった!」だけで終わってもいいのだが、
わしはここで一言言っておきたい。
確かにピーターちゃんのプレイは一聴すれ「王道」とも「オーソドックス」
とも形容出来るプレイだ。
しかもこのアルバムの様に大ベテランのバッパーとの共演も多いし、
普段演奏してるのもこんな選曲が多い。
更にどデカいフルアコをアンプ直と云う激渋サウンド。
本人のルックス(顔及び服装等)自体も非常に地味。
よってギターにさして詳しく無い普通のジャズファンがそう思うのも無理はない。
しかぁーし!
実はピーターちゃんトンがってるのだ!(服装ではなくプレイね)
あの独特過ぎる程オリジナリティ溢れるフレージングにタイム感。
歴代のレジェンドギタリストが決して弾かない様なフレーズは
王道とかオーソドックスと云う言葉で簡単に説明して欲しくない!
でもまぁ〜…
かと言って他にどう言って表現すればいいのかと言われても思いつかんが、
とにかくそう云うニュアンスだけはチョコっとで良いから気にしといて貰いたい。
お願いします。
終わり。

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コレです。カッコいいよ。



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流行り?

05-02,2019

ニア・フェルダーにギラッド・ヘクセルマンと
好きなギタリストが2人も参加してるので迷わず購入。

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Ziv Ravitz / No Man Is An Island (2019)

Ziv Ravitz (ds,key)
Will Vinson (s,ep)
Nir Ferder (g)
Gilad Hekselman (g)2,6
Camila Meza (vo)9
Vincent Peirani (aco)10

ご覧の通りベースレスの変速編成。
最近の流行り?コレ。
ピアノやギターなどのコード楽器を入れないのは
コードからの解放と云う大義名分があるが
敢えてベース入れない意味は何か?
そりゃ〜もう全てからの解放なんだろうな。
ベースって実は全て支配してるから。
リズムは勿論ハーモニー迄も。
例えば極端な話バラードやっててソリストやドラムが
いくら倍テンにしようとしてもそれにベーシストが乗って来て
ウォーキングしてくんなきゃ絶対倍テンにはならないし、
例えば何かスタンダードやるとして
ベースがどっかでペダルとかしたらみんなそれに付いて行くじゃない。
逆にギターがしてもおそらく誰も付いて来ない。
勿論あんまり上手くないベースの人だと「要らん事すんな」となる。
セッション現場とかでは、
「コードトーンだけウォーキングで追っかけといてくれたらいいです」
と云う場面に出くわす事も多い。
しかし上手い人が上記の様な事やるとみんなそのベースに流される確率が高い。
そうそういう影響力のある楽器だからこその
ここ最近のベースレスブームなんじゃなかろうか?
と推理したんだがどうでしょうか?

アルバムはドラマーがリーダーアルバムなのにアンビエントな曲から始まる。
当のギラッドちゃん自体参加。
ウィルヴィンソンのアルバムと同じくBOSSのオクターバー使ってるのか?
ニアもいつも通りエフェクトを駆使し
ベースが居ない事を逆手にとった新鮮なプレイ。
オーバーダブやシンセ、ルーパー等色んな手でベースのパートを埋める。
ギターソロバックではサックスも上手く絡んでくる。
面白い演奏が続いて飽きさせない。
繰り返しになるが、
こういう化学変化を求めてのベースレスなんだろうね。

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コレです。



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みんな買って損なし!

07-30,2018

豪雨災害から3週間経ちました。
幸い昨日の台風の影響はそれ程でもなかったが、
まだまだ復旧には時間かかりそうだ。

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Ari Hoenig / NY Standard (2010 2015年録音)

Ari Hoenig (ds)
Tivon Pennicott (ts)
Gilad Hekselman (g)
Tigran Hamasyan (p)
Shai Maestro (p)
Eden Ladin (p)
Orland le Fleming (b)

実は音楽も災害後あまり聴いてなかったのだ。
コレもデリバリー自体遅かったし暫く置きっ放しにしてた。
しかし!なんとまぁ〜カッコいい事よ!
ご覧の通り録音年が2つある。(#2のみ2010年)
メンバーの組み合わせも曲によって変わってくる。
全員が全曲に参加と云う訳ではないのだ。
コレが困る。
何度も書くがこの手のCDを買う時そういう細かいデータ無い事が多いのだ。
基本メンバー名しか書いてない。
ある意味賭けなのだ。
そしてギターのギラッド目当てで購入したわしはその賭けに勝ったと言える。
全7曲のうち5曲に参加。(#1、2、3、5、6)
逆にピアノのティグラン・ハマシアン目当てで購入した方は気の毒だ。
1曲しか入っとりません…
新譜情報には象徴的な中身の紹介より
こう云う実質的なデータを書いてくれるとより有難いんじゃがな…

で、わし期待のギラッドちゃん。
参加曲ではソロスペースもしっかり取られとって、
ギターファンであればきっと「買って正解!」となる筈だ。
その中でわしが気に入った曲。
先ずはオープナーの”Boplicity”
コレのみギタートリオ。
むちゃくちゃカッコいい!
この様には弾けんがわしも来月のライブで演ろっと。
#2の”Bessie’s Blues”はそこにティグランちゃんが入りカルテット。
流石無理矢理?ぶち込んだだけあってカッコいい!
#3は”Stablemates”
この難曲をどう云う訳か超が2つ付くほどのベリースローで演っとります。
で、演奏終わると全員で大爆笑。
ジャケ裏の記載では忘れられとるがテナーのタイヴォン(?)ちゃん入ってます。
#5はロリンズの”Pent Up House”は変拍子。
テナーソロと同時にギターもソロ。
こう云うのも面白いが素人が下手に手を出すと大怪我しかねない。
そして#6モンクの”In Walked Bud”
コレはピアノにシャイちゃんが入りテナーも加わってのクインテット演奏。
G、TS、Pの順でソロ回します。
と、ギターに関しては結局全て気に入ったと云う感じじゃが、
それ以上にここで声を大にして言いたいと云うか書いておきたいのが
ピアノトリオ(シャイちゃん)で演奏される#4の”Someday My Prince Will Come”
コレがまぁ〜ひっくり返る程カッコいいのだ。
わしがこれまでに聴いたサムデイの中でベストに入るカッコ良さ!
シャイちゃんは2曲の参加だがこれだけでも買って損なし!
てかピアニスト3人で5曲あるからピアノファンは買って損なし!
いや待てよ。
ジャケット表記では間違えられとるがテナーだって4曲入ってるし
ショーター作の”Fee Fi Fo Fum”はコードレスのトリオなのだ。
テナーファンも買って損なし!
勿論リーダーのアリちゃんも相変わらず異次元のドラミング。
ドラムファンも買って損なし!
あ…
忘れるところだったがベースのオーランドちゃんも変幻自在のカッコ良さ!
ベースファンも買って損なし!だ。

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コレです。(右はダウンロード版)



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静かに熱く推薦

03-14,2018

今日はこれ。
ドラマーがリーダーのアルバムじゃが、
近年のギタートリオ作としてトップクラスに気に入ってる。
まさにわし的隠れ名盤なのだ。

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Chris Wabich / Jade Vision (2004年録音)

Chris Wabich (ds)
Larry Koonse (g)
Darek Oles (b)

サブタイトル(the music of Bill Evans)通り収録曲は全てビル・エバンスのオリジナル。
渋い選曲なんで書きます。

1 turn out the stars
2 comrade Conrad
3 blue in green
4 time remembered (g solo)
5 five (ds solo)
6 maxine
7 tiffany
8 we will meet again
9 peris scope
10 jade vision (g/ds duo)

ドラムのソロ曲(#5)こそ有るが、
リーダーだからといってドラムが殊更出しゃばらないのが良い。
全曲ドラムソロ入るとか4バースするとか無いのだ。
むしろ後方に控えてるくらいだ。
あくまで3人のインタープレイ重視、
演奏自体もまさにビル・エバンスのトリオの様なのだ。
それも晩年のエバンストリオ。
リリカルでスリリング。
あれをギターに置き換えたと想像して貰えれば1番しっくりくる。
エバンス同様巧みなコードワークにシングルトーンを絡めて構築されるラリー・クーンズのギター。
サウンドも素晴らしい。
そしてそのギターに変幻自在に寄り添うドラム&ベース。
演奏されるのはビル・エバンスの美しいナンバー。
会話の様に丁寧に反応しあう3人。
あぁぁ〜カッコいいったらありゃしない!!!
ラリー・クーンズって寡作な人でキャリアの割にリーダー作少ないが
このアルバムを聴けば「お願いじゃけんリーダー作もどんどん出して!」
と願わずにはいられなくなる筈だ。
ギター好きならば特に。
そんな訳でトリオでの演奏はどれも大好きなんじゃが
敢えて選びます。
うーん…#1とか#2とか#6とかか?
いや待てよ…#3とか#7、8、9もええぞ…
てか、デュオやソロもええんじゃよな…
うーん…全部だな。やっぱり。
わしの大推薦盤!
(ラリー・クーンズ参加盤では以前紹介したこれも超オススメ)

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これです。



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モレノ参加!

11-08,2016

地味にひっそりと発売されてるドイツ人ドラマーJochen Rueckertの新譜。
ヨッヘンと読むのかヨッケンかよう分かりませんが今日のところは
ドイツ人らしゅうヨッケンと云う事で行きます。

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Jochen Rueckert / Charm Offensive (2016年録音)

Jochen Rueckert (ds)
Mark Turner (ts)
Mike Moreno (g)
Orland Le Fleming (b)

テナーのマーク・ターナはレギュラー、
ベースとギターが前作(この記事参照)から変更有りだが、ギターがピアノに変更とかならずに良かった。
それにしてもこの人(ヨッケンちゃんの事ね)よっぽどギターが好きなのか、
前作ではラーゲ(ルンド)、それ以前はカート(ローゼンウィンケル)やブラッド・シェピックと、
立て続けにギタリスト雇ってる全ギターファン、ギタリストにとってとても有り難い人なのだ。
しかもその全てがピアノレスカルテットなんで、
ソロ、バッキングと腹一杯ギター聴けるから何ともたまんねっすと云う感じ。
はい内容。
本作も前作同様全8曲ヨッケンちゃんオリジナル。
雰囲気も同じ。
ダークなコンテンポラリーナンバーが並ぶが案外4ビート多しって感じ。
その他もドラマーが作るだけあって何とも絶妙なリズムの曲多く飽きる事無く楽しめるのだ。
ドラムファン大喜び間違い無し。
モレノちゃんのサウンドはいつもより少し丸みを帯びた柔らかい感じを受けるかな。
少しトーンを絞ってるのか?案外例の黒い335弾いてたりして。
ソロもパーペキ!
アドリブパート自体が無い短い3曲目以外は全てでソロパート有ります。
いつも通り怪しく蠢く妖艶なプレイ。
どれもこれもまぁ〜くっそカッコええんでファンの方は絶対買って損なし!
最後にわし的ベスト選ぼうかと立て続けに聴いたがどれも甲乙付け難く断念。
御自分で決めて下さい。
次作はジョナサンかはたまたアダムかニアか?誰になろうが楽しみじゃ!

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これです。



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