重要盤

08-10,2013

今日は、わしの大好きなって云うか、思い出のって云うか、
大事なって云うか、まぁ、その全てをひっくるめた様なアルバムの紹介。
Doug Raney Quintet / i'll close my eyes (1982年録音)

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メンバーは、Doug のギターに、Bernt Rosengren(ts,fi)
Horace Parlen(p) Jesper Lundgaard(b)Ole-Jacob Hansen(ds) が、加わる。
まぁねぇ、メンバー見ても地味で、「あの人は今?」的な人ばかりだし、
ジャズギターファンの中でも余りと云うか、
ほぼ話題に上る事は無いだろうアルバムだけど、
わしにとっては、ホントに大事な名盤。
収録曲は、アナログレコードでは、A,B面それぞれ2曲の計4曲だったんだけど、
CD化に際して1曲追加され全5曲。
総収録時間は49分18秒。
大好きなアルバムなんで、わしゃ、当然CDも買った。

先ずは、じっくりとジャケットを見る。
おぉ、ダグが若い!
ダグは1956年8月29日生まれなんで、この時26歳、
って事は、もう直ぐ57歳なんだな。
そして、そうそう、この目の下にガッツリ出来た、不健康そうな隈。
思い出した、思い出した。
あぁ、これ、わしもあったなぁ。
このアルバムを買った当時(1983,4年頃)飯も食わず、
有り金全てつぎ込んで、浴びる程酒呑んでたからな、わし。
で、毎日、思いっきり目の下に隈を作ってたの。黒々と。
もう、いつ職務質問受けてもおかしくない程の怪しさ全開で。
で、このブログにもよく登場する、友人Hから、
「ギタープレイの方はともかく、隈なら、ダグに負けてないで!」とか言われ、
何故か喜んでたんだよな、わし。
まぁ、我ながら、よう分からん男だったな。

よっしゃ、中身の方いくよ!
さぁ、1曲目、タイトルチューンで i'll close my eyes
おお!
このピアノのイントロが流れた瞬間、西荻窪のあのアパート(わしが昔住んでたとこ)に、
タイムスリップしてしまった!
井の頭通り沿いにあった、あのビルに!
わしを宗教の道に引きずり込もうと、躍起になってた大家のオバン!
(勿論、その誘いには乗らなかった)
それに、隣の弁当屋のホモのカップル!
(こっちには、誘われていない。誘われても乗らないけど)
あの人達、みんな元気かな?
ちょっと怖いが、会ってみたいな。

それにしても、あのホモの二人、仲良かったよな。
今でこそ、偏見も無いし、そんな事じゃ驚かんが、
わしゃ、あの二人が、手繋いで歩いてるのを初めて見た時は、物凄い衝撃受けたからな。
かねてから、「あの二人はモーホじゃないか?」と云う予想はしてたんだが、
実際にその証拠を目の当たりに見ると、まぁ、膝がガクガクと震える程驚いたからね。
だって、おっさん二人(片方30、もう片方40歳位)が、真っ昼間 商店街を仲良く手繋いで、
尚且つ、物凄い笑顔振りまきながら歩いてるんだから。
当時19歳の少年(わし)に、驚くなと云う方が無理がある。
しかも、そこは、ニューヨークやサンフランシスコじゃないんだかから!
普通に何処にでもある様な、日本の駅前商店街だから!
でもまぁ、よくオマケでアジフライとかくれて、いい人達だったな。

ええっと、演奏に戻ります。
ピアノのイントロから、テーマを弾くのは、ダグ。
丸味のある、暖かい音色が耳に心地良い。
そして、テーマのフェイクがカッコいい!
フェイクをこんなにカッコよく弾くとは、ダグやるな!
「こりゃマジでマイルス張りじゃないか?」と言っておこう!
ちと褒め過ぎか?
でも、むちゃくちゃカッコいいからな!
ダグのソロは4コーラス。
ホント、良く歌う素晴らしいソロ!
この頃はまだ荒削りな面もあるが、
感情をストレートに表す様なプレイで、逆にいい!
聴いてて、どんどん引き込まれて行く!
続く、テナー、ピアノ、ベースと、とにかく全員が素晴らしいソロを聴かせてくれる!
まさに、「この1曲の為だけに買っても損はなし!」と、言えるだろう!
と、言い切るのもなんなんで、
「この1曲の為だけに買っても損はなし!と、
言える様な気がしないでもない!と、チラッと思う!っぽい!」と、言っておく。
ま、わし的には大好きなアルバムだから、
これ読んでる人にも、無条件で聴いて欲しいけどね。

因みに、この記事の最初に「これは、大事なアルバム」と書いたのは、
いずれ訪れる、わしの葬式の時(出棺時)に、この曲を流して貰おうと思っているからだ。
所謂、レクイエムってヤツだ。
この演奏に送られ、わしの遺体の入った棺は、霊柩車に乗せられる。
ここで、間違っても「チャンチキおけさ」by三波春夫、とかは、流さないで欲しい。
わしの遺体が入った棺を、神輿の様に担いで、
参列者全員が、いきなり列をなして踊り始めたら嫌なので。
まぁ、もう暫くは先の事だと思うんで、
そんときゃ、よろしく。

はい!
2曲目!
ピアノのホレス・パーランのオリジナル、bill'y's bossa
タイトル通りの、ボサノヴァナンバー。
ここではフルートとのユニゾンでテーマを奏でる。
やっぱり、ボサノヴァにフルートってのは合うね。
夏にピッタリな中々いい曲。
しかし、思えば、その西荻にあったわしの部屋、クーラー無かったんだよな。
この、「夏大嫌い男No.1」「1人逆tube」「夏の扉を閉める男」と、言われたわしが、
真夏をクーラー無しで、過ごしてたんだからな。
今じゃ考えられんよ。

3曲目は、スタンダードの you've changed
しっとりとしたバラード。
しかし、ダグは結構饒舌なプレイ。
でも、いいよ!
「溢れる思いを抑えきれない!」「わしゃ力が有り余っとんじゃい!」
「葬式帰りに、喪服姿でスッポン鍋食います!」って感じの、
若さに任せた饒舌さが返っていい!(訳の分からん例えですみません)
爺さんみたいな、枯れたプレイは年取ってすりゃいいんだから。
って言いつつ、既に結構渋いプレイだけどね。

よっしゃ、4曲目!
シダー・ウォルトンの bolivia!
わし、この曲だぁ~い好き!
そして、やっぱ、このリフカッコいいぃぃ~!
ソロは、テナー、ギター、ピアノ、ベースの順。
スピードに乗ったダグのソロがカッコいい!
左手のフィンガリング、右手のピッキングとも、既にテクニック的には申し分無いね。

そして、ラストがLP盤未収録の、pullin' through
ラテンビートのテーマ部から、4ビートのソロへ。
ダグのソロは、やっぱりお父さんに似てる。
ダグの方が、若干息の長いフレーズを多用するかな。
しかし、ジャズギター王道の良い音だけど、ダグの使ってるギターは何かね?
アルバムジャケットとか見ても、変わったギター色々使ってるし、
この人の情報って、とにかく少ないから、全く分からん。
このアルバムでは、録音された時代から言って、
ギブソンのフルアコってのは、間違い無いだろうけど、正確なモデル名が分からない。
誰か知ってる方いらっしゃったら教えて下さい。

あと、思い出したんだけど、
このアルバム、例によって、渋谷のJAROで買ったんだけど、
確か、店主の柴やん(柴崎さん)がこの当時、東京の何処かで、
ダグとデュークジョーダンのデュオ聴いたって言ってた様な気がするんだよな。
あれって正確にはいつ何処で演ったんだろう?
ダグってそんなに来日してないと思うんだけど…
これも、知ってる方いらっしゃったら教えて下さい。

そう云えば、聞くところによると、ダグって色々と問題あって(多分、お薬関係)、
中々来日出来ないらしいね。
しかし、わしゃ一度でいいから、生で聴きたい!
だから、何とか来日して欲しい!
そして、その時は、是非広島にも来て欲しい!
頼む!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コレね!
是非聴いて、感想を聞かせて下さい!



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COMMENT

パーランのピアノ良いですよねw

"Meeting The Tenors"で演奏している"Arrival"は最高にカッコいいです!
2013/08/11(日) 22:30:39 |URL|seco #- [EDIT]
secoさん。
コメントありがとうございます。
これもいいですよね!
夜千もカッコいい!
2013/08/12(月) 00:12:49 |URL|ガーシャ #- [EDIT]

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