器用貧乏な人

08-27,2013

今日は、Dave Holland超期待のニューグループ"Prismでのアルバムが、
もう直ぐ発売されるKevin Eubanksのlive at bradley'sを紹介する。
「お前に紹介されんでも知っとるわい」
って声もしそうだが、聞こえない振りして紹介する。

130827-0.jpgカッコいいジャケット!

Kevin Eubanks / live at bradley's (1994年録音)
メンバーは、KevinのギターにJames Williams(p) Robert Hurst(b)
オスカーピーターソンでお馴染みのドラムレスのトリオだ。
ケビンには珍しくフュージョン風のプレイは一切無く、
ジャズギターの王道スタイルで、スタンダードを中心に演奏する、
リラックスした雰囲気のライブアルバム。

さぁ、行くよ!
1曲目 speak low!
いきなりわしの好きな曲登場で、一気にテンションが上がる!
おっさんの癖して、笑顔も全開だ!
ソロはピアノから。
スインギーなプレイで、グイグイ引き込んで行く。
わしのパンツも、グイグイ食い込んでいく。
そして、お次はギターソロだ。
ナチュラルなぶっとい音。
こりゃ、ソリッドじゃないな。
間違いなくフルアコに、太い弦張った音だ。
このアルバムでのケビンは、全くピックを使わず、右手は指のみ。
ウォームな音色で弾くソロがカッコいい!
そして、それがまた上手い!
ぶち上手い!
ばり上手い!
げき上手い!
上手いの三冠王やぁ~。(彦摩呂風に)

2曲目はトラディショナルソング。
日本の民謡みたいなもんだ。(違うか?)
ここでは、3拍子のミディアムスローで演奏される。
ピアノとギターでダークに奏でるイントロの後ろに入ってる、
"グワシャーン"と云う、食器を引っくり返す様な音が嫌でも臨場感を際立たせる。
しかし、引っくり返した本人は青ざめただろう。
多分、店内全員の注目を集めた筈だ。
しかし、ライブ録音してるのだ、レコーディング中なのだ。
当然一切声も出せず、「すんません」って感じの情けない表情のみで、
この場を乗り切ったんじゃなかろうか。
その後、この出来事がトラウマになってないか少し心配だ。
ケビンちゃんの、ミュートプレイを中心にしたソロが面白い。

3曲目はスタンダードのjune in january
アップテンポの4ビートで演奏される。
ケビンちゃんのノリに乗ったプレイ!
ワァーオォ!グレェ~ト!(アメリカ人を気取ってみました)
ソロの最後を締めるハーモニクスの透き通る様な音が、
マジでイッカすぅぅうう!(若者を気取ってみました。言わんかこんな事)

そして、4曲目は完全ソロで、in a sentimental mood
ひと言、痺れる!
足が。



嘘です。魂が!

お次は、ラテンタッチのalter ego
煌びやかなピアノソロのバックで刻む、
ケビンちゃんのコードカティッングがキレてる!
因みに、長州力は、キレてない。らしい……
キレさせたら、大したもん。 らしい……
倍テンになってからの各ソロが、またカッコいい!
これもハイライトナンバーのひとつと云っていいな。
そしてギター、右手の親指と人差し指を駆使した素晴らしいソロ!
そう、ケビンちゃんはウエスの様に親指オンリーじゃなく、
人差し指もフルに使い、スピード感溢れるフレーズを、
これでもかと繰り出していくのだ。

はい!6曲目は、ミディアムテンポのブルース。
ブラックフィーリング溢れまくる、
たっぷりとタメを効かせたブルージーなソロを聴かせてくれる。
しかし、ホント、器用なギタリストだ。
他のアルバムと、全く違うスタイルで弾きまくっている。
まるで、別人の様だ。
ある意味、器用貧乏なギタリストと云えるかもしれない。
でも、そこがいい!
そんな、器用貧乏さが素晴らしい!
もうここまで来たら逆に、
器用貧乏と云う独自のスタイルを貫き通せばいい!

そして、ラスト7曲目は、キャノンボールでお馴染み、
ザヴィヌルのmercy,mercy,mercy
うーんファンキー!
ドラムのいないこの編成でも、とびきりファンキーだ!
そして、人差し指で弦を引っ掛ける様に弾くケビンちゃんのスタイルが、
曲調にやけにマッチしてる。
やはり、いい曲だな、ヒットしたのもよく分かる。

因みにわし、大昔このライブアルバムの会場、
ニューヨークは「ブラッドレイズ」に、行った事がある。
今は亡き名ギタリスト、ネイサン・ペイジが率いるカルテットを見たのだ。
ピアノは、当時まだ若手のサイラス・チェスナット、
他のメンバーは覚えていない。
店のメニューにメンバー全員のサインを貰ったのだが、何処かに失くしてしまった。
素晴らしい演奏と、素晴らしい店。
食事も美味かった記憶がある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コレね!かなり良いよ!



そして、2度目になるが再度紹介。
これがもうすぐ出る、Prismのアルバム。
超期待だ!



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COMMENT

ガーシャさん、
ケビン・ユーバンクス、かれこれ16年あまり、つかず離れずながらも定期的にチェックしてきました。僕にとっては最初に聴いたMeredith d'Ambrosioの"It's Your Dance"、なるCDのウタバンでの端正なソロの印象が強かったです。この人はその後、全米ネットの深夜の人気トークショー番組のバンマスを10年くらいやっていて、その仕事のおかげで少し演奏が粗くなりはしないかな、と心配していましたが、ようやくもとの鞘に落ち着いたようですね。

P.S. ガーシャさんの昔のジョノカの家での一時間にわたる篭城(長風呂)の話とその後日談、なにしろ他人事なので、思う存分笑わせて頂きました。
2013/08/27(火) 18:05:13 |URL|平さん #- [EDIT]
平さん、どーもー!
この人、とにかく何でも出来る人なんですよね。
その辺の器用さが若干個性を見え辛くしてた気がします。
しかし、むちゃくちゃ上手い!
やっぱりきになります。

くだらない思い出話、うけていただき嬉しいです!
2013/08/27(火) 20:32:03 |URL|ガーシャ #- [EDIT]
ユーバンクスはウェスのトリビュート作で"Impressions"を演奏していたのを初めて聴いて、衝撃を受けましたw

Prismも早速Amazonで予約しました!
到着が楽しみですね♪
2013/08/27(火) 21:16:12 |URL|seco #- [EDIT]
Prism、かなりカッコいいですね。
しかし、ケビンには、もっとジャズ演ってほしいです。
2013/08/27(火) 21:41:03 |URL|ガーシャ #- [EDIT]

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