不安

09-19,2013

やはりラーゲちゃん(Lage Lund)
ギター変えてたみたいだ。
Will Vinsonの新譜(スモールズのライブ盤)の中面に写っている写真で確認した。

130821-1.jpg(この写真でがす)

どうやらコレは、schottmueller-guitarsと云う、ドイツの個人工房のギターの様だ。
その中で、ピックガードの形状や最近のyoutube動画から見て、
ラーゲが使っているのは、このセミアコモデルだろう。

130718-2.jpg(コレでがす!)

ホームページではKurt Rosenwinkelも使ってるみたいになってたが、
(ドイツ語なんで良く分からん)
コレはなんとなく宣伝くさいな。
まぁ、どこかのジャズフェスでこのギター弾いてる映像をアップしていたから、
あながち嘘ではないだろうが、よう分からん。

サイズはギブソンのES-335よりひと回り小さい様だ。
スケールは335等とほぼ同じ、所謂ギブソンスケール。
その他、大きな特徴と云えば、デタッチャブルネックと云うところだろな。
これは何故そうしたのか製作者に聞いてみたい。
何かそれ相応の理由があるんだろうからな。

しかしねぇ、これは中々カッコいいよ!
写真で見ると、仕上げも綺麗で丁寧に作られてるのがよく分かるしな。
うーむ、これは、これは…
そうか、そうか…
なるほど、なるほど…
ちょっと欲しいな・・・
但し、買う金はないが!(キッパリと)

因みに、テレキャスシェイプの物をアバクロが使ってるみたいだ。
これも中々カッコいい。

と云う訳で、ジャズ行くでがす。
当然、Will Vinsonの新譜、live at smalls(2012年録音)



メンバーは、will Vinson(as) Lage Lund(g)
Aaron Parks(p) MattBrewer(b) Marcus Gikmore(ds)

さ、1曲目!
不安を掻き立てるようなピアノのイントロ。
出掛けた直後に「鍵ちゃんと掛けたか?ガスの元栓閉めたか?コタツの電気切ったか?」
と、不安になってる時のBGMに似合いそう。
当然、テーマに入っても不安は増すばかり。
もう駅まで行ったのに、やっぱり不安で家まで引き返すって感じか?
全く違うか!
言っておくが(言わなくても)当然、曲自体はむちゃくちゃカッコいい!
ソロは、サックスから。
いきなり、不安に怯えるわしに、斬れ味鋭いアルトサウンドが切り込んでくる。
「大丈夫か?いいのか?イライラ、そわそわ、してくるだろ?」
と、どんどんわしを追い詰めてくる!
続くピアノソロもわしの心を乱しまくる。
不安で、不安で、たまんなくなってくる!
そして、いよいよラーゲちゃん!
おお!カッコええ!
無機質なフレーズを積み上げていく様に展開するソロが、更に不安を募らせる!
そして、マーカスギルモアのドラムが熱く熱く煽りまくり、とうとう不安は頂点に達する!
うーむ、初っ端から、これか!
こりゃ、この先わしの神経持つか?
不安過ぎて家から一歩も出れないって病気になんないか?
うーん、不安だ。(更に不安なってる)
尚、この曲のみ、ベースはエレキだ。

不安に慄いてた気弱なわしだが、2曲目を聴いてちょっぴり落ち着いた。
美しい旋律を持つバラードだ。
「旋律」と云えば、「戦慄」だ。
高校時代のバンド仲間友人Sが、駅のホームをタバコを吸うジェスチャーをしながら、
「せんりつ、せんりつぅ~!」と、駆け寄ってくる姿がスローモーションで蘇る!
アホな男だった!
(分かる奴だけ分かればいい。by花巻さん)
ソロはラーゲちゃんから。
オー!トレッビアァ~ン!
ゆったりしたリズムに乗り、可愛く弾きたおす。(何故か可愛いってイメージ)
ウィルちゃんのソロも、ちゃんとわしの神経の疲れを労わってくれてるみたいだ。
あぁ、聴いてて気持ちいい。
舞踏会に行き、白いタイツの王子様ルックで踊ってる気分だ。

さ、いつ迄も、ぼーっとしとっちゃいかんよ!
3曲目は、ドラムソロから入る、ラーゲちゃんのオリジナル。
サードアルバムに収録されてたかな。
で、これもねぇ、また不安になってくる曲…
今度は、「仏壇のロウソク消したか?」って不安。
やっぱりまた家に引き返すか…
ソロは、サックス、ギター、ピアノの順。
不安で心ここにあらずって感じの浮遊感溢れる、ぶちカッコいいソロ!
やっぱりラーゲちゃんの音は若干ソリッドになったか?

4曲目はベニーゴルソンの"stablemates"
ラテンビートで始まり、ソロから4ビートに。
このアルバムでのラーゲちゃんのソロは、シングルトーンが中心。
(ま、ピアノがいるからね)
このソロも思わず「ぷ~」っと、屁が出る程カッコええ!
じゃなくて、「おお!」っと、声が出る程でした。
ゴメン、ラーゲ。
屁ぇこいて。(結局してる)
指板上を這い回る様に動くラーゲちゃんの指が目に浮かぶ様だ。

5曲目はウィルちゃん前作のオープニングナンバー。
このギターとサックスで弾く、ユニゾンのテーマがカッコええんじゃよ!
しかし、ラーゲちゃんのソロは
冷蔵庫の中で弾いてんのかってくらい、低温。
マーカスちゃんが、いくらバシバシいっても低温。
頑張って叩いても、低温。
熱いうどん三杯啜っても、多分低温。
一杯のかけそば啜っても、当然低温。
でも、それがカッコいいんだから、
「かぁ~んけぇ~い、無いさぁぁあああ~♫」(大西ライオン風に)

6曲目は、エリントンの"morning glory"
ここではサックスとギターのデュオで演奏される。
これ同時期に発売された、OWL  TRIOでも演ってた曲だ。
そう云えば、以前ラーゲちゃんが雑誌のインタビューで、
「スタンダードは、自分の中で流行り廃りがある」って感じの事を言ってた気がする。
と云う事は、この二枚のアルバムをレコーディングした時期、
この曲が気に入っていたって事だろう。
だから、今はもう飽きて、全く演ってないかもしれん。
しかし、この気持ちはよく分かる。
わしも過去、麻婆豆腐や茶碗蒸し等にハマり半年以上毎日食い続けた挙句一気に飽きて、
ピタッと一切食わなくなったことが何度もあるからな。
それと同じだろう。
ってか違うか!
ここでのラーゲちゃんが繰り出す美しいコードワークは聴き所。

長ぁ~い、サックスソロから始まるラストの7曲目はウィルちゃんのオリジナル。
これもなんとなく不安曲。
ラストの曲で、またもわしを不安にさせる、意地悪なウィルちゃん。
しかし、このライブ聴き終わったら、客みんな速攻で帰ったんじゃないか?
家の戸締りが気になっって仕方ない買い物中の主婦みたいに。
しかも、ラストの曲なのに、ラーゲちゃんのソロないし。
(最後ちょっとだけサックスと一緒に弾きまくってるけど)
と言いつつ、ラーゲファン(勿論ウィルヴィンソンファンも)は絶対に買うべきアルバムだな。
こりゃ名盤だ!

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COMMENT

スゴい綺麗なギターですね!(値段も高そう・・)

ラストの曲はオリジナル盤が良すぎて、少し残念でしたね。

この曲はLageも気に入っているみたいで、自分のトリオでも演奏しているみたいですね!
2013/09/19(木) 21:09:32 |URL|seco #- [EDIT]
カッコいいですよね。
ラーゲが昔使ってた韓国製アンジェリコは安いんでしょうが、コレは高いでしょうね。
2013/09/19(木) 21:17:00 |URL|ガーシャ #- [EDIT]
こんばんは

こういうのって
冷たく無機質なフレーズが不安を募らせ、
それが快感に変わっていく瞬間にたまらないものが
ありますよねぇ。
これってなんだべ、おら、変態かも!
2013/09/20(金) 17:19:59 |URL|J works #- [EDIT]
J worksさん。
変態上等!
かっけーもんはかっけー!
快感に身を任せでけろぉ!
2013/09/21(土) 00:18:04 |URL|ガーシャ #- [EDIT]

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