生真面目な人

10-15,2013

今日は、いい感じで曇天なんでこれを聴いた。
わしは、雨も好きだが、曇り空も好きなのだ。



John Stowell / the banff sessions (1998年録音)
メンバーは、ってかこれは基本ベースのDon Thompsonとのデュオ。
そして、それに3曲だけゲストとしてDave Liebman(ss)が入る。

さ、早速行ってみよぉ!
1曲目はKenny Wheelerの"Everybody's song but my own"
素晴らしくナチュラルなギターサウンドがまず良い!
低音弦から高音弦までバランス良く響くアコースティックな音は、
何となく、Jesse Van Rullerを思い出す。
ストーウェルちゃんのプレイは、
オーソドックスなんだけど、古さを感じさせない絶妙さ!
その塩梅が実にいい!
この男、ジャズギターのスタイルを一通り消化して来ている筈だ。
古くはチャーリークリスチャンから、
下手したら近所のおっさんのプレイまで、
とにかく一生懸命勉強してきた筈だ。
性格も真面目な筈だ!
小学校帰りに寄り道なんか絶対しないタイプだ。
掃除当番もサボった事ないだろう。
そんな性格が滲み出た実に生真面目なプレイだ!
わし好みのカッコいいソロ。
よく聞くとプレイの方も若干ジェシちゃんぽさがあるな。
(年は断然ジェシちゃんより上だけど)
そしてベースのドンちゃん!
これがまたいい!
グイグイと引っ張る男らしいビートは女心をくすぐるだろう。
中には「俺だってくすぐられてるぞ」と低音で語る、
角刈りにふんどし姿と云うベタな方もいるかもしれないけど。

さ、2曲目。
マンシーニの"dreamsville"
ミディアムテンポの4ビートで演奏される。
ソロはベースから。
野太ぉ~い音で、伸びやかぁ~な、とぉ~っても、気持ちのいいソロ!
あぁ、わしゃこの男好きじゃぁ!(念のため言っておくがプレイの方です)
ストーウェルちゃんの使用ギターは、
ホフナー(ドイツのブランド)のシグネチャーモデル。
ジャケ写を見るとむちゃくちゃ薄いボディだが、実によく鳴ってる。
生真面目で落ち着いたストーウェルちゃんのプレイにはぴったりだ。
そして、生真面目では無いが、当然の様にわしも欲しい。

はい3曲目!
ここでいよいよリーブマンちゃん登場!
曲はマイルスの"milestones"
ドンちゃん&ストーウェルちゃん全力の「お・も・て・な・し」
に気を良くしたのか、実に気持ち良さそうに吹きまくっている。
うーん、カッコいい!
そして、ストーウェルちゃんのソロもまたカッコいい!
アップテンポを物ともせず
激しい中にも上品さを醸し出す生真面目なソロを聴かせてくれる。

はい次!
ミディアムスローで演奏される、エリントンの"prelude to kiss"
コードワークを駆使したソロがとにかく美しい!
ここでのストーウェルちゃんは所謂スモールコードではなく、
もっと煌びやかなコードを多用している。
生真面目さ全開のジャズギターの教科書の様なプレイだ。
しかし、生真面目なこの人に、生真面目にギター教えて貰ったら、
不真面目なわしも生真面目に練習して生真面目に上手くなりそうだ。
実際に教則本とかを生真面目に一杯出してるみたいだし。
うーむ、生真面目っていいもんですね。

5曲目は、ボサノバで、"once i loved"
選曲いいなぁ~もぉ~。
絶妙なバランスだなぁ~もぉ~。
しかし、ドンちゃんってホント良いベーシストだな。
ここでも、歌心てんこ盛りの、どんぶり飯みたいな良いソロとってる!
わし大好き!(念のためもう一度言うが、わしは、ふんどし系では無い)
ストーウェルちゃんのソロも歌いまくり!
そして、やっぱり上品で小洒落てるんだよ。
いいなぁ~もぉ~。

よっしゃ、6曲目!
再び登場、リーブマン!
曲はお馴染みの"bye bye blackbird"だ。
ソロはギターから。
この単調になりがちなコード進行の曲を彩り鮮やかに料理する!
旨い!
じゃなくて、上手い!
そして、たっぷり2コーラスのベースソロから、リーブマンのソプラノソロへ。
まぁ、オリジナリティ出しまくりの、
如何にもリーブマンちゃんって感じのソロを迷いなく吹ききってる!

7曲目は、デュオに戻って、ワルツの"how my heat sings"
ソロはベース、ギターの順。
若干早目のテンポに乗って淀みのない流れる様なソロを聴かせてくれる。
ストーウェルちゃんのプレイって、
白人ギタリストにありがちなカントリー臭が余り無いのがいい。
かと云って極端なブルース臭も無い。
そう云う所が堪らなくいいのだ!

8曲目は、"Isfahan"
わしの大好きな曲だ。
そしてこれが、まぁー名演!
むっちゃ名演!
メチャンコ名演!
これ聴いてると、思わず口元綻んじゃう!
ふわぁ~っと、優しい笑顔が飛び出しちゃう!
そして、その表情のまま表に出て、
道ゆく人々全てに抱きつき、無理やりチューとかしちゃいそう!
で、最終的には、警察に両腕掴まれて連れてかれんの!
そんな、ある意味危険な演奏!
みんな気をつけて!(誰もそんな事しないでしょうが)

さぁ、そしてラストに、三度リーブマンちゃん登場!
曲は、またもマイルスで"nardis"
さっきのブラックバードと言い、やけにマイルス押しの選曲だな。
リーブマンちゃんの冷たいソプラノがダークで怪しいムードを醸し出す。
そして、ストーウェルちゃんもリーブマンちゃんに触発されたか、
怪しさを全面に出したプレイをしている。
ジムホームの影響も全開だ。
生真面目男がキャバクラ行ったら、案外違和感無く溶け込み、
大笑いしながら豪遊してるって感じだろうか。
うーむ、全く違うか。
しかし、とにかく名盤!
聴くべし!聴くべし!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2度目の紹介になるけど、ストーウェルとリーブマンのデュオ。
これも聴きたい!



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COMMENT

こんばんは

これめちゃくちゃ良さそうですね。

今度出るリーブマンとのデュオ作は早速注文しましたが、これも気になります!
2013/10/15(火) 23:05:42 |URL|seco #- [EDIT]
secoさん、どうも。
これいいですよ。
凄くいいギタリストですよね!
是非聴いて下さい!
僕も新譜は買うつもりです。
2013/10/15(火) 23:57:54 |URL|ガーシャ #- [EDIT]

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