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赤ヘル1975

12-19,2013

重松清さんの、「赤ヘル1975」を読了した。



タイトルにある1975とは、
負けて負けて負けて負けて、たまに勝って、また負けて負けて負けて…(本文より)
そんな事を毎年繰り返してる超弱小球団"広島東洋カープ"が心機一転、
帽子の色を紺から赤へ変え、悲願の初優勝を遂げた年の事だ。(昭和50年)
そしてもう一つ、
1975年は広島に原爆が投下されてから丁度30年の節目の年でもある。
物語は、そんなカープの躍進に熱狂する広島の街と、
いつ迄も消える事のないヒロシマの悲しみを、
3人の中学生の目を通して描いていく。
(広島産まれのヤス、ユキオ、東京からの転校生マナブ)

と、まぁこれ以上本の宣伝みたいな事は詳しくは書かないけど、
いやぁ、もう泣いた!
少年達の話す広島弁がコテコテ過ぎて、
主人公と同世代のわしからしたら、若干「ん~?」とも思うが、
(あそこ迄のコテコテの広島弁はわしらの親世代)
とにかくガッツリ泣いた!
自分の子供の頃を思い出し、
カープの大ファンだった親父を思い出し、
弱かったカープの情けなさを思い出し、
(今も充分弱いけど)
カープの優勝の瞬間を思い出し、
(学校帰りの駄菓子屋兼文房具店のKでテレビ中継を見てた)
空襲の話や原爆の話、主人公の少年達の友情に泣いた!
もう、中盤からはずっと泣きながら読んだ!
全く感想になってないけど、ホントそれしかない。

しかしね、この本読んで、わしも改めて思ったんだけど、
カープって、広島人にとって只の野球チームじゃないんですよ。
「今後30年は草木も生えない」と言われた広島にとって、
カープはずーっと希望だったんです。
それは、戦争に行った人達も、親父達の世代も、わしらの世代も、
それより下の今の若いファンも関係無く、全ての世代にとって。
だから、そんなカープと広島の街をこんな風に描いてくれて、
本当に嬉しいです。
作者の重松さんには感謝しかないです。
うん、いい本でした!

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COMMENT

重松さんの小説はずっしりきますよね。切ない話がたまらんです。
2013/12/21(土) 11:59:28 |URL|ならば #- [EDIT]
> 重松さんの小説はずっしりきますよね。切ない話がたまらんです。
本当に良い本でした。
カープファンじゃない方にも是非読んで欲しいです。
2013/12/21(土) 13:59:20 |URL|ガーシャ! #- [EDIT]

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