元祖愛すべき人

04-15,2014

以前このブログ上でUlf Wakeniusの事を
"愛すべきワンパターン男"として紹介しましたが、(この記事)
今日聴くのは、そんなウルフちゃんなんか屁のカッパ、
「ウルフちゃんが何ぼのもんじゃい!わしこそが本家!
元祖ワンパターン男じゃぁぁぁああああ!!」と狂った様に叫びながら、
今にもわしの部屋まで勢い良く乗り込んで来そうな男が参加したアルバムです。

140312-1.jpg

Bunny Brunel / dedication (1992年録音)

メンバー
Bunny Brunel (b) Mike Stern (g) Billy Childs (p)
Vinnie Colaiuta (ds) Chick Corea (p, on10)

ま、"ワンパターン男"と書いた時点で、
「あぁ、マイク・スターンね」と速攻でお気付きだったでしょうね。
このアルバムはそんなマイクちゃんのスタンダードプレイ(ジャズチューン含む)
が、存分に味わえる名盤なのです。
ワンパターン上等!夜露死苦ぅ!
と云う事で早速聴いてみましょう。

1曲目からナイス選曲です。
ウエイン・ショーターの"fall"
思いっきりタメを効かせたスロー4ビートで演奏。
バーニーのベースはまるでエレベの様に増幅されたサウンド。
しかし、高音部やハーモニクスを多用するプレイにこれが結構合うのだ。
ソロはギター、ピアノ、ベースの順で。
マイクちゃんのソロはクリーンオンリー。
(ヤマハのSPXかBOSSのコーラス仕様でしょうね)
くそカッコいいジャジーなフレージングで攻めてくるが、
やっぱり一聴して即「あっ!これマイクちゃん!」ってバレるプレイ。
ホント、オリジナリティの権化の様な人です。

ベースの独奏から始まる2曲目はスティーブ・スワロウの"falling grace"
ゆったりしつつも案外早目の4ビートで。
うぅーしかし、これもいい選曲!
わしのツボ(乳首辺り)を的確にツンツンしてくる。
カリウタのブラッシュワークと多彩なベースラインがまぁーオシャレ!
刻まなくとも自在にリズムをキープする様には惚れ惚れする。
マイクちゃんのソロも、お得意のトップノート固定コードソロ登場で、
2曲目にして既にノリノリの頂点に。
ものげぇ~ええわぁ~。ピアノソロも有るよ。

はい3曲目はハービーの"dolphin dance"
ミディアムスローの4ビートで。
お馴染みのテーマはベース、ソロはギター、ピアノ、ベースの順で。
いやぁ、マイクちゃん実にしっとりとくるね。
以前も書きましたがわし、(この記事ね)
スタンダード&ジャズチューンを演奏するマイクちゃんが大好きなのです。
最高のアルバムですよこれ!

4曲目。
ここもう一発ショーターで "pinocchio"
高速4ビートで演奏。
で、ここでいよいよ登場ですよ。豪快に歪ませたギターが。
勿論ソロもギターから。
ジャジーな8分音符のフレーズ、
チョーキングしまくりのど根性ロックフレーズ等、
まぁー何演っても気持ちいい位同じ。
しかも、この人ってフレージングがワンパターンってだけじゃないんですよね。
もうね、ソロの構成自体がワンパターンなの。
導入部から〆迄、何時も同じ。
言ってみれば、"水戸黄門"もしくは"遠山の金さん"みたいなもんですね。

5曲目はバーニーちゃんのオリジナル。
タイトル("song for bill & eddie" )からして、まぁあの2人に捧げてるんでしょう、
リリカルなミディアムスローのバラードです。
テーマを奏でる美しいベースから、ピアノソロを挟んでのマイクちゃんのソロ。
ん?ここはロマンティックに攻めるのか?
と、思わせといて、やっぱり安定のマイクちゃん印。
騙された…

6曲目はギタートリオで。
スタンダードの "stella by starlight"
うーむ、3人が火花を散らす美し過ぎるインタープレイ。
繊細な序盤から爆発的に盛り上がる終盤のプレイ迄、
まさに馬鹿テク注意報発令状態!
このアルバム、ノンリハーサルの一発録りだったらしいけど、
これ聴いてるとそれが良く分かるね。

7曲目はバーニーちゃんオリジナルのキュートなテーマの3拍子ナンバー。
コード進行は "all the things you are" と同じでしょうかね。
ソロはギター、ピアノ、ベースが。
キュートなテーマですが、マイクちゃんは自分の色を出しまくり。
軽快な3拍子に乗って気持ち良さそうに弾きまくっております。
特にリピート部はホント気持ち良さそう、恍惚の陶酔状態でしょうね。

8曲目はミディアムテンポのブルース。
パーカーの "relaxin' at camarillo"
肩の力の抜けたリラックスムードの演奏ですが、
やっぱりどこからどう見てもマイクスターン。
もうこの人、朝から晩迄こんな感じなんでしょう。
尊敬に値するワンパターンです。

9曲目は再びギタートリオで。
スタンダードの  "someday my prince will come"
マイクちゃんのシングルトーンのフレージングって凄くコード感があるんですよ。
バックにコードが無くても、とにかく頭の中に綺麗にコードが聴こえてくる。
素晴らしいです。

そしてラスト10曲目はチックコリア登場。
ピアノトリオで自身のオリジナル"twelve bars for lieberstraum" を。
これはもう、貫禄のカッコ良さ!
カッコ良さにもグレードがあるのです。
チックはまさに横綱級。
マイクちゃん出し抜いて結びの一番持ってったな。

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これです。(右はダウンロード版)



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COMMENT

どもども。
私、Dolphin DanceのMike Sternのコードボイシングが好きで
コピーしたんですよ。

特に、GペダルのGM7-F/G-A/G-F/Gの4小節が素晴らしくて、
この曲やるときは、必ずパクります。そのまま弾きます。
ちょっとドヤ顔で。

サイン貰ったときに、同じギター持ってるんだって言ったら、ちょっと甲高い声で
”りありぃーっ?”って喜んでいたのが印象的です。良い人なんですよね。
2014/04/16(水) 22:47:07 |URL|Bakarasche #- [EDIT]
Bakarascheさん、どうも!
マイクのコードヴォイシングは綺麗でカッコいいですよね。
あの音クリーンサウンドで弾くと余計そう思います。
僕も何度か一緒に写真撮ってもらったんですがスゲエ気さくな人でしたねぇ。
それにしても、同じギター持ってるんですか?
(ヤマハのシグネチャー?)
それは見たいです!
2014/04/17(木) 12:03:09 |URL|ガーシャ! #- [EDIT]

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