Mike Sternの知らない話

03-06,2013

WBCの1次リーグで韓国があっけなく負けた。
しかし明日は我が身だ。
選手達には、なお一層気を引き締めてもらいたい。

そんな訳で、今日ご紹介するのはこの人です。
130208-3.jpg

ヘビィメタル・ビ・バッパー、(わしが言ってるだけ)
マイクスターンです。

わし、この人10年くらい前までは、大好きだったんだが、
ここ数年は、わしの好きなジャズギタリストランキングの
ベスト10からも落ちてきた。
でもね、決して嫌いになった訳じゃないよ。
ただね、少し飽きちゃったんですね。

この人ホラ、物凄いワンパターンじゃない。クリーンのシングルトーンから始まり、
オクターブ奏法を経てコードソロ、盛り上がったところでディストーション、オン!
でもって、ベタなロックフレーズで締めって感じですね。

勿論、ギタリストは、みんなワンパターンですよ。
ウエスもジョンスコも、メセニーも。
でも、このマイクスターンさんのワンパターンは、ハンパないでしょ?
だもんで、ここんとこ聴いてません。
でもね、たまに聴くとカッコいいです。
特にクリーントーンでスタンダード系弾いてる時カッコいい。
クリーンの時は物凄いオーソドックスなんですよね。
ヤマハのSPX繋げたあの音でね。

実はわしも昔同じの買ってあんな音出してました。
気持ちいいんですよねあれ。

この人、昔ニューヨークの55バーってトコでよく演奏してて、
そこで演る時は、そんなスタンダード中心に演るトリオだったんですね

で、このブログにもよく登場する友人Zと二人でニューヨーク旅行した時に行きました。
55バーへ。

わしら全セット見るつもりで、早目に現地に行き、カウンターに陣取ってビール飲んでたんだけど
この店結構狭いんですよね。
それに、ステージも無い。

一体どこで演奏すんだ?って感じで見てると、
ふらっと1人の男が現れて、近くのテーブルを退かして空いたスペースに
奥の倉庫から持ってきたドラムセットを組み始めた。

どうやらこの男がドラマーみたいだと(名前忘れた)思いながら見てると、
次にベースのリンカーン・ゴーインズがやって来て、
同じ様に奥からベースアンプ持って来て自分でセッティング。

でも、店のスタッフ、誰も手伝わず。
どうも全てセルフの店の様なんですね。

そして、最後にギグバックぶら下げて、マイクスターン登場。
超一流ギタリストと云えど、当然セルフ。
自分で奥からコロコロとアンプ転がして来てコンセントに繋いでる。
そしておもむろに、スポーツバックから、BOSSのコンパクトエフェクター数台を出し、
パッチケーブルで、"パチパチ" 継ないで並べはじめた。

もうね。高校生の時、農家の友人の家でしてた、
わしらのバンドの練習風景と殆ど変わんないんですね。

で、30分もかからず、セッティング終了。
のどかなムードの中、演奏時間まで暫しのリラックスタイム。

でもね、演奏が始まると、まぁー凄いんですよ。
目の前で、ガンガンですから!
殆どがスタンダードなんだけど、当時マイクのそんな音源無かったんで、最高でしたね。
1セットだけでも、がっつり2時間位、演りました。

で、わし、ちょうど友人Zに背を向けて、ライブ見る体勢だったんですけど、
ファーストセット終わってふと気付くと、わしと友人Zの座ってる狭い隙間に、
ジョーコッカー似の小汚いオヤジが挟まってんですね。
こう、身体を横にして腰をグイっと入れて。

130208-4.jpg  この人がジョーコッカー

見るとどうやら、友人Zにしきりに話しかけてる。
そう云えば演奏中から、話しかけてた様な気もする。

更にそのジョーコッカー、自分で話しながら興奮したのか
どんどん勢いを増してきてね、もう肩に手なんか乗せたり、
腰にまで手を回したりしてんですね。

そして、英語訛り(当たり前だが)の猫なで声で、ゆ~っくりと、優し~く、
「ヘイ、ボーイ。ナンタラ、カンタラOK?ん~ん?」とか言ってんですよ。
友人Zの事を "ジトォ~"といやらしい目付きで見つめながら。

かたや友人Zの方はと云うと小声で「ノー、ノー」とか言いながら
手を顔の前でペラペラ振りながら、引きつった顔してる。

その瞬間わしは悟った。「これはナンパだ!」と。
友人Zは、小汚いジョーコッカー似のおっさんにケツを狙われてんだ!
このジョーコッカー、友人Zのケツを掘りたいんだ!と。

若干気持ち悪くなりながら、わしは更に考えた。
確かに、友人Zは、色白の小太りの小男で、ゲイに見えない事も無い。
その上ピンクのカットソーなんか着てる。
日本じゃオシャレかもしれんが、ニューヨークでは違う!ゲイカラーだ。
ゲイのおっさんに狙われても不思議じゃない!

そう云えば、前日の昼間、タクシーで、妙な事を言われたぞ。
「今日はこの辺にゲイが沢山いる。知ってるだろ?」って感じで。
そしたら、近くでゲイの大パレードやってたのだ。

そうか!やっと分かったぞ!
ニューヨークに来てから、わしらずっとゲイのカップルと見られてたのか!
ゲイパレードに参加する為、日本からやって来た、ゲイカップルと思われてたんだ!
そういやぁ実際、ホテルのスタッフの、わしらを見る目もそんな感じだった!

となると、友人Zをこの境地から救うのは、わししか居ないではないか!
カップルの相方である、わししか!

しかし、「ノーノー」言ってる友人Zが超ウケる。
だから、しばらく見学。
「ヘ~イ、ボーイ。ケツOK?ん~ん?」と「ノーノー、ゼッタイノーヨ」の激しい応酬が面白い。

そして数分間楽しく見学したワシは、ケツを隠しながら
毅然とした態度で、ジョーコッカーに言ってやったのだった!
そう、
やっぱり「ノーノー」と…

魂のこもった「ノーノー」を二人に言われたおっさんは、さすがに参ったのだろう。
逃げる様にその場を立ち去って行った。

わしらは勝った。
ジョーコッカー似の小汚いゲイのおっさんの攻撃に打ち勝ったのだ!
友人Zのケツは守られたのだぁ!

だから皆さん!
もし、ニューヨークで、ゲイに誘われ困っても心配入りません!
そんな時は力一杯言えば良いのです!
魔法の言葉「ノーノー」を!

そして全セット、凄まじい演奏を堪能したわしらは、マイクにサインをもらい、
一緒に写真撮ってもらって平和に帰りました。

終わり。

追伸
マイクスターン一行は、演奏終わった後、また自分達でキレイに、
お片付けして帰って行きました。
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マイクスターンのスタンダードが聴けるアルバム"standards" 。
これを聴くとマイクのジャズギタリストとしての実力が分かる!
カッコええ!




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