渋さ全開

10-13,2015

ヴィック・ジュリスの新譜。
「ジャズギター好きな方!何も言わず今直ぐ買って!」
と、言いたくなる程良いのです。

20151013113738359.jpg

Vic Juris / Blue (2014年録音)

Vic Juris (g)
Jay Anderson (b)
Adam Nussbaum (ds)

まずジャケットが良い。
基本出たがりなのか、
ヴィックちゃんのジャケットは極々初期を除いて自分自身の顔写真が使われる事が多い。
しかしその中でもコレが一番良いんじゃなかろうか?
中年ちゅーか、初老男の渋味全開、
加齢臭通り越した何かその先にある渋い匂い漂う雰囲気。
勿論中身の方も渋味全開。
タイトル通りまさにブルーなムード溢れてる。
ホレス・シルバーの名バラード"Lonly Woman"からスタート。
もうコレ聴いただけで「買って良かった…」と思う筈。
とにかくカッコいい!
これだけ歌うギタリストはそうは居ない。
2は意表を突いた選曲で、マービン・ゲイの"What's Goin'On"
奇をてらう事無い割と普通のアレンジだけど、しっかりとジャズになってる。
このアルバム中最も派手かな。
ドラムもカッコいい。
3曲目もバラード、モンクの"Ugly Beauty"
薄くかけたディレイが気持ち良い。
サウンド、スタイル共まさにコンテンポラリー。
4はミディアムテンポのボサ、ジョビンの"Tereza My Love"
次々と弾かれるアイデア溢れるフレージングに一人静かに仰け反る。
5曲目。
ヴィックちゃんはこの人の曲集までリリースしてます。
アレック・ワイルダーの"The Wrong Blues"
ミディアムスロー、ハイセンスで激渋。
6は超有名どころで"All The Things You Are"
ヴィックちゃんは何度もこの曲をレコーディングしてるが、
その都度色んな形で聴かせてくれる。
ここではスローテンポ、
フワフワとした夢見心地的なコードリハモが面白い。
7曲目、ヘンリー・マンシーニのスローボサ"Slow Hot Wind"
アルバム全編で時にマルティーノ、時にメセニーの顔が覗く。
でもしっかりと自分自身のスタイルでもって聴かせるヴィックちゃん。
とにかく上手いのだ。
因みに随分前ですがわしはライブでこの曲演奏した事がある。
非常に良い曲。またやろっと!
8はヴィックちゃんオリジナルのタイトルナンバー"Blue"
分かって貰えるでしょうか?
どブルージーではないブルーな雰囲気。
この塩梅が良いのです。
9曲目はこないだわしらもライブで演りました。
スタンダードの"I Wish I Knew"
ミディアムテンポの2ビートから始まり、
ベースソロを経てギターソロでウォーキングベースの4ビートに。
ぶっちカッコええ!
そしてラストはビル・エバンスの隠れた名バラード"Remenbering The Rain"
ほんに良い…
今度わしも演ろ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コレです。それにしても今年はギタートリオの豊作だ。



いつも読んで下さってありがとうございます。またのお越しをお待ちしてます。

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