カイピはカクテル名(カイピリーニャ)だって

02-25,2017

カートの新譜。

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Kurt Rosenwinkel / Caipi (2017年)

動画サイトやカートのサイトで発売前から試聴してたんで驚きは無いが
全編 歌もしくはヴォイスが入っとるブラジルテイスト溢れるアルバム。
歌入りで1曲辺りの時間が長くて6分台、よって必然的にジャズ度は低くなる。
でも旋律にはしっかりカートっぽさ漂うから不思議。
(1曲目とかメロだけ見ると"スターオブジュピター"に入ってそう)
あまり使いたくはないが説明するにはPMG(メセニーグループ)ぽいと云うのが1番早いかもな。
但し何度も書くがメロディはあそこ迄のポピュラー感は無く、あくまでカートっぽいが。

それにしてもこうしてサクッと聴いてると良い意味でスーッと流れるんじゃよな。
かけっぱなしでいける音楽。
ジャズ的緊張感はほぼ無い。
何処かのオーガニック系カフェのBGMでも全くおかしくない。
オシャレ度も高い。
わし的には何気に1番ロックっぽい6曲目の"hold on"って曲がカッコいいから好き。
そういやぁジャズラのインタビューで「今後この路線(6曲目の)を行くかも」って書いてあったから
それはそれで楽しみだ。
ちなみに海外盤全11曲(日本盤は12曲)中ソロは7曲で聴ける。
が、正直ギター度はそんなに高くない。
こう書くと「カートのギターだけ聴きたい」って人はスルーしそうじゃが、
今後カートのキャリアに於いて間違いなく重要な位置を占める事になるだろう盤なんで、
絶対に聴いておく事をオススメします。
この路線続けるともしかしてカートって
ジャズメンとしてはメセニー張りの超メジャーアーティストになるかもしれんから。

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これです。(右はジャパンエディション)



この教則本は面白そう。



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追悼ラリー・コリエル

02-22,2017

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Larry Coryell / Standing Ovation (1978年録音)

タイトル通りラリー・コリエルたったひとり、
オベーションのギターだけで録音したアルバム。
(と言いつつ1曲ピアノも弾いてるけど)
昔は地味なアルバムだと思ってたが聴き込む程にその良さが分かってくるスルメ盤。
最高のギターミュージック!
久しぶりにこのレコードに針を落として改めてそう思った。
何気にジャケットもカッコいい。
だからダウンロード音源ではなく是非ともLPかCD買ってジャケット眺めつつ聴いて頂きたい。
ありがとう!コリエル!

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でも高い…



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ぱない感性

02-07,2017

ジョン・アバークロンビーの新譜がヤバイ。

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John Abercrombie / Up and Coming (2016年録音)

John Abercrombie (g)
Marc Copland (p)
Drew Gress (b)
Joey Baron (ds)

前作「39Steps」から約4年。(この記事)
今作もECMからこれもまた名作誕生!

メンバーも同じなんで内容は基本的に前作と同じテイスト。
全8曲(アバクロ作5、コープランド作2にマイルスのNardis)
無性に寂しくなるファーストカルテットに少し暖かさを加えた音。
途轍もなく美しい47分間。
4人の相性も良いのじゃろうな、
何度連続で聴いても全く疲れないし飽きないのだ。

アバクロちゃんのプレイは相変わらずおちょぼ口仙人の囁きのごとき。
邪念を捨て余分な物を全て削ぎ落とした音だけをプレイする。
これはもうギターでは無い。
まさに声。囁きなのだ。
偉い仙人が何か有難い事囁いてくれてるのだ。
一音一音の説得力がハンパない。
そしてコンポーズ面。
こっちも又衰え知らず。
見た目は普通のハゲた爺さんじゃが作る音楽は瑞々しさ溢れてる。
出涸らし感全く無し!
73にしてプレイも作曲面も今だ感性がビンビンに研ぎ澄まされてる様がひしひしと伝わってくる。
現役感が凄い。
そんな意味でもう異次元の人なんじゃな。
例えて言うならジャズ界のレオナルド・ダ・ビンチって感じか?
違う?
とりあえず仙人感は似てると思うんじゃが。

最後にアバクロの使用ギターについて。
ジャケ中面の写真でヘッドレスのギター弾いとるのが確認出来るんじゃが
何か分かりません。
情報求む!

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これです。



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渾身

02-04,2017

これ聴いて以来、
わしらのライブでは"All The Things You Are"は3拍子で演るのが定番化してる。
(と言いつつ2回じゃが)

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Jim Hall Trio Feat: Julian Lage / New Port 2013

Jim Hall (g)
Scott Colley (b)
Lewis Nash (ds)
Julian Lage (g)

ブートレッグです。
ジム・ホール 死の3カ月前の録音。
ジュリアンとの共演は何回有ったのかは分からんがわしはこれで初めて聴いた。
サウンドポート音源なんで録音は良好。

収録曲は以下の通り。
1 Big Blues
2 All The Things You Are
3 My Funny Valentine
4 In A Sentimental Mood
5 Eatrice

クレジット上は全5曲となってるが5曲目の前にフリーの演奏が1曲くっ付いてて
更に後には"St.Thomas"もくっ付いてる。
で、そのクレジット上の5曲目はSam Riversの"Beatrice"と同じコード進行の曲。
タイトルは誤植かシャレか。
因みに最初にメンバー紹介のアナウンスが有るんじゃが、
ジュリアン・レイジよりジュリアン・ラージって書いたほうがより実際の発音に近い。

当然なんだけどジムホールのプレイはやはり全盛期とは程遠い。
それでも力を振り絞るかの様な渾身のプレイ。
例のコードプレイは勿論の事ワーミーまで使っての表現。
ジムホールは死ぬ間際まで攻めてたのだ。
追求してたのだ。
まさに胸が締め付けられる様な演奏だ。
そしてジュリアン。
時には寄り添い、時には奔放に弾きまくる。
ジャズギターのレジェンドに見守られのびのびとプレイする。
祖父と孫の様な2人がギターで会話してるのだ。
素晴らしいのだ!

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ワーミー。
ジムホールはこれを小さなテーブルの上に置いて手で操作するのだ!



若干値上がりしたがまだ売ってる。



つい最近来日。ジュリアンのトリオ作。



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モコってますか?

01-13,2017

先日のセッションで音だけアダム(ロジャース)になりきったんで
今日は久しぶりにこれを聴いてみる。

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Adam Rogers / Art Of The Invisible (2001年録音)

Adam Rogers (g)
Edward Simon (p)
Scott Colley (b)
Clarence Penn (ds)

しかしどうしてもギターでジャズ演るとなるとちょこっとでもモコモコにしたくなる。
身体がモコモコを求めちゃう。
それが人情ってもんじゃがやり過ぎはマズい。
余りモコモコし過ぎるとバンドサウンドの中で自分の音が埋もれてしまうのだ。
その辺気を付けたい。

ここでのアダムちゃんも相変わらずのモコモコ音。
ひと頃のメセニーもええ加減モコモコだったが、
セミアコメインのアダムちゃんのモコモコはそれとはちと違う。
(メセニーはフルアコなんでもっと箱感がある)
案外特徴的なのだ。
だから他にこんな音出してる奴居たら直ぐさま「おっアダムみたい」となる。

で、このアルバムの初っ端。
そのモコモコサウンドで疾走する唯一のスタンダードナンバー
"Long Ago And Far Away"がヤバイ。
もうこれだけでコンテンポラリー系ギター好きは参る。
「ははぁ〜〜」とか言いながらその場でひれ伏しちゃう。
中には両手合わせて念仏唱えながら失神する人迄居る。(嘘です)
高速4ビートに乗っての一糸乱れぬ音の羅列。
息継ぎ無しでがぶり寄って来るハイパーフレージングの数々。
澄ました顔で襲って来るバカテク男。
あぁ…物凄い快感…
勿論その他オリジナルナンバーもグングン&ガンガン。
おまけにバンバン。
ついでにギンギン。
照れてジンジン。

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これですよ。



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