大失恋からの

11-18,2017

昨日からめっきり寒くなったんで、
今日はこっぽりとコタツに入ってバラードアルバムを聴く。

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Jonathan Kreisberg / Night Songs (2008年録音)

Jonathan Kreisberg (g)
Gary Versace (p)
Matt Penman (b)
Mark Ferber (ds)

ついこないだ発売された気もするが何と既に10年近く前のアルバム。
当時のインタビューを読むとこのバラード集を録音したのは
自身の大失恋もキッカケの一つ的な事言ってる。
ふむ、自分が黄昏る為に自分で感情入れまくってギター弾いたと云う訳だ。
それだけに深みがある。
聴いてて「あぁ、大変だったんだな」と感情移入しちゃう。
それに確かに黄昏るのにぴったりの内容だがワンパターンで無いのも良いんだな。
得てしてバラード集と云うのは平坦な味になりがちだが
これはメリハリが効いてるのだ。
いつになくアコギも沢山使いリズム面も案外多彩。
聴き飽きない様構成面もしっかりと考えたらしい。
そしてバラード集と侮るなかれギターの方もガッツリ弾いてくれとる。
随所に飛び込むあのハイパーなフレージング。
多彩な表現力。
ゾクゾクする程カッコいい。
バラードを主体としながらもしっかりとコンテンポラリーなアルバムに仕上がってる。
大失恋してもタダでは起きないのだ。
収録曲はスタンダードにジャズメンオリジナルのみで全9曲。
有名どころ多し。
ちなみに、こないだわしらのライブでも“Autumn In New York”を演ったんだけど、
このアルバムバージョンのイントロ丸々拝借しました。
ありがとうジョナサン。
今からの季節にぴったりな名盤。

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これです。



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御大

11-08,2017

パット・マルティーノ御歳73歳の大力作。

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Pat Martino / Formidable (2017年録音)

Pat Martino (g)
Pat Bianchi (org)
Carmen Intorre.Jr (ds)
Adam Niewood (ta)1,2,3,5,7&9
Alex Norris (tp,fly)1,2,3,5:7&9

こないだNHKのBSでやってた“東京JAZZ”を観てても思ってたんだが
右手のアタックが若干弱くなった気がするし、
左手のスピード感も影を潜めた気がする。
このアルバムでも最初聴いた時特にオープニングからの3曲でそう思った。
やはりこの人も年取ったのかと…
が、聴き進むにつれ感じるこの圧倒的な存在感!
ちょ、ちょっと何コレ⁉︎
し、信じらんない!
そりゃ確かに若干スピード感は無くなったかもしれんが
ミディアムからバラードでのプレイはどうだ!
この円熟味!このスイング感!
昔からバラードは上手い人だったが更に深みが増してるじゃないか。
そして何度も書くが存在感!
何処をどうとってもパット・マルティーノの世界。
ここまでくるともう晩年のジャイアント馬場みたいなもん。
あの頃の馬場は何やっても馬場だったじゃん。
へーこいてるだけでも馬場は馬場だった。
5分も試合しないでちょこちょこと動いてるだけで客を惹きつけた。
まさに御大。
まぁパット・マルティーノがライブ中ギターも弾かず
プーこらへーこいてるだけとは言わないが、
それでも納得しちゃいそうな存在感はある。
と、意味不明な勝手な事色々と書いてるが実際そんな変化は微々たるもんで、
よっぽどのギター好きじゃないと分からん位のもん。
普通の人が聴けば全く若い頃と変わらんじゃないかと思う元気なプレイ。
これだけ弾ける人そうはいない。
普通に安心して購入して頂いて問題無い。
あと話は変わるが、わし思うに、
よく「歳を感じさせない演奏」とかって褒め言葉の様に使ってるじゃん、
でもそんな表現も実際どうでもいいんじゃないかな。
歳取ったら取ったでいいの。
衰えたっていい。衰えるのは当たり前。
本当にそんな事はどうでもよくて、
その人のその時点でのベストなプレイ、渾身のプレイ、
想いの詰まったプレイを聴かせてくれればわしは感動する。
そう云う気持ちで聴けばアマチュアの演奏にだって、
初心者の演奏にだって感動するのだ。
若さが有ればとか上手けりゃ良いってもんじゃないのだ。

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コレです!ジャケがぶちカッコいい!



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特大弁当

11-04,2017

ピーター・バーンスタインの新譜。

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Peter Bernstein / Sings Live! (2015年録音)

Peter Bernstein (g)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Gregory Hutchinson (ds)

発売から数ヶ月経ってるがわしはなんだかんだでやっと今日聴いたのだ。
普通ブログにするのは数回聴き込んでからなんじゃが、
これは大満足の腹一杯で即記事アップ!
と云うか、
以前も書いたがピーターちゃんのアルバムは
どれを取ってもハイクオリティなんでこれもある意味他のアルバムと同様なのだ。
同メンバーによるアルバム(これ)から20数年振りのライブと云うだけで
特に変わった事をやってる訳でもない。
やってる事は同じ。
しかし!
ボリュームが違うんだな!ボリュームが!
これは今時ジャズでは珍しいCD2枚組の全11トラック!
(disc2の#5はモンクナンバー2曲のメドレーなんで曲数としては12曲)
トンカツにハンバーグに唐揚げ、
オマケに特盛ライスが付いた超特大弁当みたいなアルバムなのだ!
更にその殆どが10分越えの長尺演奏。
中には20分に迫ろうかという曲も数曲ある。
よって各メンバーのソロも長い長い。多い多い。
これぞライブの醍醐味。
よってピーターちゃん以外のファンも大満足する事でしょう。
特にメルドー良いぞ。
しかも、この達人達はライブだからって事更にテンションアゲアゲとかなんないんだな。
何処までも落ち着きがある。
余裕がある。
貫禄の演奏。
特大弁当だからって胃もたれする様な演奏じゃない。
上品なのだ。
それにジャケットも良いじゃないですか!
この抑制の効いた表情!
まさに激渋!燻し銀の中年男!
カッ〜〜〜!!!良いなぁ〜!!!
録音だって臨場感あって良い!
演奏曲は3曲のモンクナンバー以外はピーターちゃんオリジナル。
ピーターちゃんはモンク集を出してるくらいだからね。
これも納得。

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これです。

サインズ・ライヴ! [日本語帯・解説付] [輸入CD]

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久々のお得感に包まれて

10-26,2017

久々にみんな大好き嬉しいお得盤の御紹介。

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Kenny Burrell / Stlen Moments

この手のお得盤は直ぐに無くなっちゃう事が多々あるが
(わしが勝ったのも随分前)
でもこれはまだ売ってます!
ケニー・バレルのコンコードでの第1作目「ティン・ティン・ディオ」と
同じくコンコードでの第3作目「ムーン・アンド・サンド」の2枚をカップリング!
よくある2IN1ではなくちゃんと2枚のCDになっとります。
とりあえずそれぞれの本来のジャケットとメンバーも下に記しときます。

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Kenny Burrell / Tin Tin Deo (1977年録音)

Kenny Burrell (g)
Reggie Johnson (b)
Carl Burnett (ds)

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Kenny Burrell / Moon And Sand (1979年録音)

Kenny Burrell (g)
Roy McCurdy (b)
John Heard (ds)
Kenneth Nash (per)

当然安いだけではなく中身も最高です。
2枚目にパーカッションは入るが基本王道のギタートリオ。
有名スタンダード中心に小洒落たジャズをサラッと聴かせてくれる。
そう決して弾きまくる事なくサラッとオシャレに。
ここ大事。
ホントに聴きやすいのだ。
聴きやす過ぎてアレコレと言うガチンコ系ジャズファンとかもいそうだが
聴きやすくて悪いことはない。
それに何故か所謂コテコテにブルージーなブルーノート時代より
こっちの方が現代の王道系ジャズギタリストに通ずる部分を多く感じるんだな。
てかこれ何でだろう?
特にバレルちゃん本人のプレイが大きく変わったと云うんじゃ無いんだけど。
うーむ…よう分からんが
とにかくそんな感じで最近はこの時代のバレルちゃんの方が個人的にキテルのだ。
因みにこの2枚はどっちも現在廃盤。
よって一部では結構な値が付いてるみたいだ。
オリジナルジャケに拘らないならこれを買うしかないでしょう。

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これです。



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変態性が気持ちいい

09-27,2017

先頃サードアルバムがリリースされたとの事なんで
今日はファーストを引っ張り出してきた。

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Tim Miller / Trio (2004~5年録音)

Tim Miller (g)
Joshua Davis (b)
Take Toriyama (ds)

もうどこを取っても完全なるアラン・ホールズワースフォロワーな人。
ギターもKleinだし。
バカデカイ手でストレッチしレガート多用するのもそうだし。
でもホールズワースと違うのは右手の使い方がとにかく異様なのだ。
YouTube等で観て頂くと分かるが
人差し指と親指で持つピック以外の指も総動員してのピッキング。
うーん…どう説明したら良いのか分からんが
単純にフィンガーピッキングと言う説明では足らん動き。
もうピックと指が完全に同期してる動きなのだ。
だから弦飛びフレーズもなんのその。
物凄いスピードで弾くフレージングの変態性はホールズワース以上といっても過言では無い。
もう聴いた(見た)瞬間「あ、これどう足掻いても一生自分には出来ないな」と思わせる難技。
でまぁ、そんなど変態ギターがふんだんにに聴ける当アルバムだが
実は個人的に何故かスッキリ聴きやすく感じるのだ。
4ビートなぞ一切無く変態チックなリズムばかりで
特にポップな曲調という訳でも無いのにである。
それどころか逆に難解なムードばっかり漂ってるのにである。
ゴリゴリに弾きまくってるのにである。
うーむ…何故だ。
シンプルなトリオと云うフォーマットだからか?
1曲が2〜4分と短めなのも要因かな?
中毒性も高いのだ。
よう分からんがこれって案外凄い事かも。

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これです。



マイクモレノの新譜も出るぞ!



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